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女が嘘をつくとき 新潮クレスト・ブックス

リュドミラウリツカヤ【著】, 沼野恭子【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2012/05/31
JAN 9784105900953

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女が嘘をつくとき

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商品レビュー

3.9

18件のお客様レビュー

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2019/11/03

図書館のロシアのコーナーで気になり手に取った1冊。 6話の短編からなり、各話に嘘をつく女が必ず出てくる。そして全てにジェーニャという女性が関与している。 当時のソ連情勢と共に毎話ジェーニャの置かれる状況は変化しており、メインとなる女性に対するジェーニャの態度も変化していた。読後...

図書館のロシアのコーナーで気になり手に取った1冊。 6話の短編からなり、各話に嘘をつく女が必ず出てくる。そして全てにジェーニャという女性が関与している。 当時のソ連情勢と共に毎話ジェーニャの置かれる状況は変化しており、メインとなる女性に対するジェーニャの態度も変化していた。読後感は決して良くなく、非常に考えさせられたが面白かったと感じる。 想像以上に私にハマった1冊だった。 この女たちの嘘は必要悪。救いなのだ。 ソ連~ロシアには必要悪のようなテーマが多いような気がする。近代のこの国の歴史を思えば当たり前なのかもしれない。

Posted by ブクログ

2019/07/30

随分以前にチェックしてた本。なにが気になったのかさえ忘れてしまった。 連作短編とされているけれど、結構バラバラ。あまり、まとまりはなかった。 そしてやはり、どうも翻訳物は苦手だ。 4作目の「自然現象」が良かった。 5と6があんまりだったので、全体的にも印象があんまりになってしまっ...

随分以前にチェックしてた本。なにが気になったのかさえ忘れてしまった。 連作短編とされているけれど、結構バラバラ。あまり、まとまりはなかった。 そしてやはり、どうも翻訳物は苦手だ。 4作目の「自然現象」が良かった。 5と6があんまりだったので、全体的にも印象があんまりになってしまった。

Posted by ブクログ

2019/02/10

作者が生まれ育った人口密度によって文章のキチキチコセコセ感も決定されるような気がする。ロシアなのでゆったり。遊牧民は「建前」がないらしい。常に移動してるし国土も広いので二度と同じ人に会わない。知らない人が死にそうになってたら自分の全てをなげうって助けるが、一切見返りは求めない。そ...

作者が生まれ育った人口密度によって文章のキチキチコセコセ感も決定されるような気がする。ロシアなのでゆったり。遊牧民は「建前」がないらしい。常に移動してるし国土も広いので二度と同じ人に会わない。知らない人が死にそうになってたら自分の全てをなげうって助けるが、一切見返りは求めない。そこには動物も人間もないんだな。そういう所で育ったモンゴルの人がよく日本の相撲協会でやってるなと。ですからね、嘘って「思い」であって必要なもので、呑み込まれないようにうまく生きていくのが農村民族のありかたでして。

Posted by ブクログ

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