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アスペルガーの館

村上由美【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2012/04/04
JAN 9784062175043

アスペルガーの館

¥220

商品レビュー

4

19件のお客様レビュー

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2021/05/02

アスペルガーである著者が幼い頃に告知されて育ち、アスペルガーである男性と出会い結婚し、言語聴覚士として発達障がいの子供たちを支援する仕事もしている、そんな日々が綴られている。 著者が育ってきた時代と現在では、ずいぶん発達障がいへの理解も変化してきているように思える。 それでも、き...

アスペルガーである著者が幼い頃に告知されて育ち、アスペルガーである男性と出会い結婚し、言語聴覚士として発達障がいの子供たちを支援する仕事もしている、そんな日々が綴られている。 著者が育ってきた時代と現在では、ずいぶん発達障がいへの理解も変化してきているように思える。 それでも、きっと当事者や家族は、多くの苦労を重ねて日常生活を送っている。周囲の人も、別の意味での苦労をしているかもしれない。 少しずつ知識と対応方法が広まる事で、お互いが過ごしやすく生きやすくなればいいなと思う。

Posted by ブクログ

2018/05/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

テーマは重そうに見えるけど、シリアスになりすぎない文章が素敵。落ち着いてる。 兄弟児の事、私は申し訳なくて考えないようにしてたけど。「母が○○のために10頑張ったのなら私も5くらい頑張った」文(うろ覚えで少し違う。ごめん。) もっともだな。でもその日々を返せないジレンマ。どっちも必死だったし。切ないな。 支援者と母(父)の二足のわらじで当事者を自立出来る様に育てていくって、どれだけ大変なんだろうと思った。母として優しくしたいときもあったろうし。 遅くに障害がわかるのと、始めに聡い身内にわかってもらって育てられるのどっちも大変なんだろうな。早くにわかった方って、お母さん(お父さん)が細かく考えて冷静に必死に育てておられる様に思う。 同時に当事者もめちゃくちゃ頑張ってきたんだろうなって思った。 ご夫婦とも手に職があり、だから安心して読めた。みんな幸せでいてほしい。。

Posted by ブクログ

2016/07/25

妻が図書館から借りてきて、面白いから読んだらと勧められた本。寝る前にほんのちょっと読んでと思って読み始めたらやめられなくなった。しかし、目も疲れたのでその日は半分で終えたが、とても人を引きつける本である。そもそもこの題名が魅力的である。著者の由美さんはアスペルガーで、表紙に出てい...

妻が図書館から借りてきて、面白いから読んだらと勧められた本。寝る前にほんのちょっと読んでと思って読み始めたらやめられなくなった。しかし、目も疲れたのでその日は半分で終えたが、とても人を引きつける本である。そもそもこの題名が魅力的である。著者の由美さんはアスペルガーで、表紙に出ている猫を抱えたやさしそうな男性は由美さんの夫。実はこの夫もアスペルガーで、「アスペルガーの館」とは夫である真雄さんの開いていたブログなのである。2人のアスペルガーがこのブログで知り合い、そして結婚するという話だ。そう書くとなんの変哲もなさそうだが、とてもドラマチックな話なのである。由美さんは4歳までことばを話せなかったそうで、お母さんは早くから由美さんが自閉症(当時はそう呼んでいた)であることに気づき、医者の助けも借りたが、自ら「療育士」として由美さんをふつうの人にしようと頑張ってきた。だから、由美さんが講演をすると、「あなたはアスペルガーではない。そんなことを語る資格はない」などと言われるが、ここまで来るまでには親子の涙ぐましい努力があったのである。面白いのは、由美さんは4歳まで話せなかったが、文字認識はできて、声が出るようになってからの読みが人よりは早かったことだ。子どもの場合、文字を一つ一つ拾って読んでいくのだが、由美さんは、文字を塊としてとらえる習性を身につけていたのである(これができないと英語など早く読めない)。これは人の顔の認識でも役に立つ。後に、彼女が言語聴覚士になってから、人の顔をすぐ覚えるのに役立ったそうだ。由美さんは、いじめを受けたりしながらも普通学級で学び、大学で心理学を学んだ後言語聴覚士をめざし「国立障害者リハビリテーション学院」で2年間学ぶ。しかし、卒業を前にしてもなかなか就職が決まらない。そんなときに知ったのが「アスペルガーの館」というブログであり、真雄との出会いであった。実は真雄さんはプログラマーとして自活しているが、自分がアスペルガーと気づいたのは30を過ぎてからだという。こうしてみるとアスペルガーと呼ばれる人にもさまざまな段階があることがわかる。由美さんは最初アスペルガー同士だから理解もしやすいと思ったようだが、実はそうでもなく、3年の同棲、結婚後もさまざまな問題にぶつかる。本書はそんな二人のほほえましい生活の記録である。ぼくがちょっと気になったのは、由美さんとお母さんとの関係で、由美さんにとってお母さんは療育士としての面が強すぎたために、母親として見られないようになってしまったことである。これはお母さんとしてもいたたまれないだろう。また、お姉さんとの関係も気になるところだ。

Posted by ブクログ

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