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日本人の戦争 作家の日記を読む 文春文庫

ドナルドキーン【著】, 角地幸男【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2011/12/06
JAN 9784167651800

日本人の戦争

¥220

商品レビュー

4.2

14件のお客様レビュー

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2023/11/26

開戦前夜、戦中、戦後における作家の日記を追い、当時のインテリの戦争観をあぶりだす。取り上げられている主な作家は永井荷風、高見順、伊藤整、山田風太郎。終戦間際まで日本の勝利を信じる者、戦闘の行方に一喜一憂する者、皮肉と諦念で紙面を埋める者・・。 その捉え方は実に多様だ。また意外な作...

開戦前夜、戦中、戦後における作家の日記を追い、当時のインテリの戦争観をあぶりだす。取り上げられている主な作家は永井荷風、高見順、伊藤整、山田風太郎。終戦間際まで日本の勝利を信じる者、戦闘の行方に一喜一憂する者、皮肉と諦念で紙面を埋める者・・。 その捉え方は実に多様だ。また意外な作家が意外な所感を披歴していることにも驚く。

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2023/08/04

1941からの1946年に書かれた作家たちの日記からみた当時の日本の状況について 特殊な時代をより良く理解するためにも、当時のインテリの日記は極めて得難い資料。 大きな情報統制がある中での、作家一人ひとりの多様で私的な言葉。

Posted by ブクログ

2020/04/24

1941年から1946年にかけての5年間、日本社会は開戦、空襲、敗戦、占領と目まぐるしく変化した。この間、徴兵されなかった日本人作家たちは作品を発表する場を失ったが、「書く」という欲望を満たすために、日記をつけた。 誰に見せるつもりもなく、世間に発表するつもりもないが、再び作品...

1941年から1946年にかけての5年間、日本社会は開戦、空襲、敗戦、占領と目まぐるしく変化した。この間、徴兵されなかった日本人作家たちは作品を発表する場を失ったが、「書く」という欲望を満たすために、日記をつけた。 誰に見せるつもりもなく、世間に発表するつもりもないが、再び作品を発表できる世の中に戻れば、日記を記したことの経験が意味を持つ。空襲で焼けた家から真っ先に日記帳を持ち出した作家もいた。 元アメリカ海軍の日本語通訳官の日本文学者ドナルド・キーンは、残された日記から、作家たちが戦争をどのように考えていたか、庶民の戦中生活はどのようなものだったのかを知ろうとする。 日記には個人的な著者の本音が記されているはずだが、当時の厳しい検閲を恐れてか、あえて自分の意見を伏せ、当時の社会や軍におもねる表現も多い。 本書で取り上げられる作家たちの中で異色なのは山田風太郎。戦中はまだ作家ではなく、大学生であった。多くの作家が戦争に対する倦怠、後悔、政府への批判を日記に記すのに比べて、山田の日記は元気で高揚感があり、日本の必勝を信じ、アメリカへの憎悪に満ちている。 プロ作家の日記だけじゃなく山田風太郎のような学生や一般市民、主婦、兵隊などの日記も取り上げてくれれば、戦中史としてもっと面白かったかも。

Posted by ブクログ

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