オッドアイのふくまるとみさおおばあちゃんの、 心温まる日々を記録した、癒しの写真集。 図書館に、店主の本棚という特設コーナーがありまして、 今回は猫グッズの専門店の店主さんが勧める本を紹介。 その中で、思わず表紙に一目惚れしてしまったのが、 この写真集です。 8年前に出会ったオッドアイの子猫は、耳が不自由。 ふくまると名付けたおばあちゃんも、今は耳が遠くなった。 でも、畑で、自然の中で、家で、見つめ合い、触れ合う姿は、 お互いの信頼と愛情が築かれる日々の、積み重ね。 同じ方向に視線。同じ姿勢。一緒に眠る。一緒に寛ぐ。 自然な仕草も含めて、みさおおばあちゃんとふくまるの姿に、 ほっこりさせられてしまう。仲良しな絆がすごく良いんです。 そして、これらを撮影したカメラマンさんにも、多謝！

８６歳のみさおおばあちゃんとオッドアイの白猫ふくまるくんの日常を撮った小さな写真集。 なんでふくまるくんは足の悪いおばあちゃんにカートで運ばれているのかな…と思ったら、あとがきに生まれつき耳が悪いとありました。 ネコと人間はこれだけ分かり合えるし、お互いの支えになれるんだよなぁ…と涙。基本的に写真だけで追っているのが良かったです。心温まる作品でした。

1人のおばあちゃん「みさお」さん と 1匹の猫ちゃん 「ふくまる」 1人と1匹の写真集なんですが、なぜか1＋1＝2じゃなくて、1＋1＝1以上2以下のもの、に見えました。1人と1匹はいつも一緒で、ひとつの存在として溶け合いそうで溶け合わない、そんか感覚になりました。お互いがお互いを見守りあっているような写真が多く、血縁関係にあるカメラマンさんだからこそ撮れた写真ばかりだった気がします(^^) もし、これが被写体とカメラマンが信頼関係を築くところからスタートしていたら…写真のもっと違う表情も見てみたいと思いました。