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越境する脳 ブレイン・マシン・インターフェースの最前線

ミゲルニコレリス【著】, 鍛原多惠子【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2011/10/01
JAN 9784152092380

越境する脳

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商品レビュー

4.3

5件のお客様レビュー

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2014/11/15

 脳と機械を、身体を介さずに電気信号でつなぐブレイン・マシン・インターフェース(BMI)の技術は、今やサルの脳信号を地球の反対側に送り、ヒト型ロボットに歩行運動をさせるまでに進歩している。本書は、そのBMIの第一人者であり、神経科学のフロンティアをひた走る著者による最前線のレポー...

 脳と機械を、身体を介さずに電気信号でつなぐブレイン・マシン・インターフェース(BMI)の技術は、今やサルの脳信号を地球の反対側に送り、ヒト型ロボットに歩行運動をさせるまでに進歩している。本書は、そのBMIの第一人者であり、神経科学のフロンティアをひた走る著者による最前線のレポートだ。  BMIは、主に医療分野での効果が期待されているが、著者が見る夢は医学的な実用を超えてはるかに深い。著者は本書で、我々の脳は道具の製作者であるばかりか、道具を自らの身体に同化してしまう能力を持つことを例証して見せるのだが(だからこそBIMは有効なのだ)、その延長線上で、BMIが「身体によって課せられる物理的制約から脳を開放できる」ことの意味までをも透視して見せる。  脳が「片時として動くことを止めない電気の海」であるとの認識から、「(脳は)誰も経験したことのない域にまで自己の境界を拡張する可能性を秘めている」と結論する著者の瞳には、SF作家ですら思い描けなかった未来が映っている。

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2012/06/06

各章はサッカーや実験に協力したサルの逸話など脳とは一見関係ない逸話から始まり、そこから話をつなげてBMIに関するトピックや筆者の持論を述べていく形式。 脳機能分散論やブレイン・マシン・インターフェースなど新しい概念を紹介してもらって非常に面白かった。特に、多重電極記録からの信号を...

各章はサッカーや実験に協力したサルの逸話など脳とは一見関係ない逸話から始まり、そこから話をつなげてBMIに関するトピックや筆者の持論を述べていく形式。 脳機能分散論やブレイン・マシン・インターフェースなど新しい概念を紹介してもらって非常に面白かった。特に、多重電極記録からの信号を多変量線形回帰によって解析できそうであるというのは実に興味深かった。 斜め読みした部分もあるのでいずれまた読み返したい。

Posted by ブクログ

2012/02/17

BMIが2010年までにどのように発展してきたかを詳細に記している本。神経生理学の分野から、動物と機械を繋ぐ、そして人間と機械を繋ぐステージに進むためにはどのような課題が残っているかが書かれている。基本的に侵襲的アプローチによる実験結果の紹介が主な内容であるが、このBMIという分...

BMIが2010年までにどのように発展してきたかを詳細に記している本。神経生理学の分野から、動物と機械を繋ぐ、そして人間と機械を繋ぐステージに進むためにはどのような課題が残っているかが書かれている。基本的に侵襲的アプローチによる実験結果の紹介が主な内容であるが、このBMIという分野で新しいブレークスルーを起こすには、非侵襲的アプローチによって脳活動の良質なデータを手に入れる方法の開発が急務であると、著者は言っている。自分の研究分野の内容の歴史をざっくりとではあるが学ぶことが出来たので非常に満足。とっつきにくさはあるので、この分野に興味のある人にオススメする。

Posted by ブクログ

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