1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍

舟を編む

三浦しをん【著】

お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する に追加 に追加する

定価 ¥1,650

¥605 定価より1,045円(63%)おトク

獲得ポイント5P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

4/23(火)~4/28(日)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2011/09/20
JAN 9784334927769

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

4/23(火)~4/28(日)

舟を編む

¥605

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

4.2

2909件のお客様レビュー

レビューを投稿

2012/09/03

やっぱり面白かった

ハードルを上げた状態で読み進めたが、辞書編集という題材のなかに、小説の楽しさが盛りだくさんに入っており、やはり面白かった。ところどころでの映像的に描写も良かった。

平塚 泰司

2024/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

岸辺みどりの視点で描かれたアナザー版のドラマが放送され、再び注目を集めている本作。私はTikTokで有名小説のあらすじ紹介動画を作っていて、そのために久しぶりに読み返しました。 この作品は最初に見た映画版がとても好きで、そのイメージを強く重ねてしまっているのですが、原作小説も非常に好きです。 まず、個性豊かな登場人物。馬締=真面目というギャグなのか知りませんが、冴えないけれど実直で愛すべき主人公。香具矢はかぐや姫のカグヤだと勝手に思っていて、どことなく不思議なイメージの女性です。個人的に大好きなのが西岡。お調子者ですが男らしい側面もあって、『大渡海』プロジェクトの続行と引き換えに、身代わりのような形で宣伝広告部へ異動を命じられるのですが、その無念を語らずに去っていくところがカッコいい。映画ではオダギリジョーさんがこの役を好演されました。それにしても、加藤剛さんの松本先生は本当に魅力的だったなあ。 馬締の不器用な恋もじつに微笑ましくて、西岡でなくとも応援したくなります。控えめ過ぎる恋文がラブレターだとわかってもらえないエピソードは可笑しくて、文庫版ではその全文が公開されているそうですが、映画では馬締が毛筆で書いたために香具矢がそれを読めなくて、料理屋の大将に代わりに読んでもらい、図らずも自分宛のラブレターを他人に読まれてしまうという赤面な演出が萌えました。 じつは私、むかし広告代理店に勤めていたことがあるのですが、誤植というのは本当に洒落にならないミスで、電話番号を間違えようものなら1円も収益が入りませんから、発覚したときは文字通り青ざめます。その意味では、辞書なんてもっとも間違いの許されない印刷物で、本当にこの仕事をされている方々には頭が下がります。作中でも抜けている見出し語が見つかって不眠不休の修正作業が続く場面がありますが、誰を責めるわけでもなく、ひとつのゴールに向かって力を合わせる様子は、他人事ではない感動を覚えました。 松本先生が『大渡海』の完成を待たずに他界してしまったのは本書のいちばん悲しい部分ですが、「感謝という言葉以上の言葉がないか、あの世があるならあの世で用例採集するつもりです」という国語学者らしい手紙に、荒木と馬締が救われる気持ちが痛いほど伝わります。単に読者を泣かせるための設定で終わっていないところが、さすがは作家です。ドラマ版ではじめて知った方にも、ぜひ手に取ってほしい作品です。

Posted by ブクログ

2024/03/31

辞書を作るということが、こんなに膨大な時間と作業を必要とするとは想像もしていなかった。 雑誌や単行本を作るのに比べたら、地味だし、気にも欠けたことがなかった。けれど、言葉はすべての基本になるもので、それだけの情熱をかけて作られるべきものなのかもしれない。 いま海外に住んでいて、...

辞書を作るということが、こんなに膨大な時間と作業を必要とするとは想像もしていなかった。 雑誌や単行本を作るのに比べたら、地味だし、気にも欠けたことがなかった。けれど、言葉はすべての基本になるもので、それだけの情熱をかけて作られるべきものなのかもしれない。 いま海外に住んでいて、日本人として日本語で学ぶことの大切さを感じることが多いので、表現できるのは言葉があるからこそ、ということに激しく共感した。 思いを表現する言葉をもたなければ、考えることすらできないのだから。 登場人物もそれぞれ魅力があって、最初から最後まで楽しませてくれた。 三浦しをんさんは同世代ということもあるのか、いちいち細かいところまで笑いのツボがハマる。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品