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プラテーロとわたし

ファン・ラモンヒメネス【作】, 長新太【絵】, 伊藤武好, 伊藤百合子【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 理論社
発売年月日 2011/07/07
JAN 9784652079812

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2024/01/01

「プラテーロ」はロバ、ふんわりとした綿毛のロバ。 瞳は漆黒。オレンジやブドウ、イチジクが大好き。 スペイン語で銀はプラータという。 プラテーロはお月さまの銀の色をしたロバなのだ。 「わたし」は詩人。 小さくてふわふわした綿毛のプラテーロを愛している。 プラテーロとはいつも一緒。...

「プラテーロ」はロバ、ふんわりとした綿毛のロバ。 瞳は漆黒。オレンジやブドウ、イチジクが大好き。 スペイン語で銀はプラータという。 プラテーロはお月さまの銀の色をしたロバなのだ。 「わたし」は詩人。 小さくてふわふわした綿毛のプラテーロを愛している。 プラテーロとはいつも一緒。 詩人は都会で心を病み、故郷の小さな町、モゲールに帰ってきた。 プラテーロとの暮らしは病んだ心を徐々に癒してくれた。 小さな灰色のロバに乗って山野を行く詩人を、町の子供たちは「きちがい」と呼んだという。 詩人の目は、優しく穏やかに、そして哀しく、故郷の街に注がれる。 数ページの短い断章、百数十篇に、故郷の風景が綴られる。 病んだ心にはとりわけ深く響いたのだろうか、見つめられる先にいるのは、弱いもの、虐げられたもの、悲しいものが多い。 ダニに取り憑かれた哀れな犬。 熱っぽく、病み衰えた肺病やみの娘。 プラテーロとよく遊んでくれたのに死んでしまった女の子。 子供たちにかわいがられていたカナリヤ。 はかなく寄る辺ないものたち。 とはいえ、アンダルシアの美しい暮らしも印象的である。 キリスト聖体の祝日の祭。 晴れやかなブドウのとり入れ風景。 美しくみずみずしいザクロの実。 女の子たちとの競争に勝って、パセリの冠をもらったプラテーロ。 美しい、夢のような日々だ。 詩人はロバに語り掛け、ロバはじっとそれを聞いている。 忠実な、無垢なる瞳。 これ以上の聞き手があろうか。 年老いて、命尽きるまで、ロバは詩人のよき友だったのだろう。 後年、詩人はスペイン内乱のため、長く、故国を離れざるを得なくなる。 しかしおそらく、心はロバの眠る故郷を離れることはなかっただろう。 プエルトリコで他界した詩人は、故郷モゲールの墓地に運ばれ、その地で眠っているという。 天国のヒメネスとプラテーロは、暖かい日差しの中で、一緒に穏やかにお散歩しているだろうか。 そうであるとといい。

Posted by ブクログ

2023/09/11

詩人ヒメネスと銀色のロバ・プラテーロとの旅の日々を書いた物語詩集。プラテーロとの穏やかなたっぷりとした日々。読んでいると大きな何かに包まれるよう。でも死んじゃうんだな。長さんの絵がまたいい味に。

Posted by ブクログ

2022/10/14

 なんとやさしい本だろうか。  「私」にとってプラテーロは、「私」と世界を、ちょうどその境目で、つないでくれている存在のような感じがした。  プラテーロに言葉をかけることは、「私」が鏡に自分の心を映すようなものであって、その鏡の中に、世界の小さきものたちの美しさや儚さやかなしさや...

 なんとやさしい本だろうか。  「私」にとってプラテーロは、「私」と世界を、ちょうどその境目で、つないでくれている存在のような感じがした。  プラテーロに言葉をかけることは、「私」が鏡に自分の心を映すようなものであって、その鏡の中に、世界の小さきものたちの美しさや儚さやかなしさや尊さを知っている自分の心をみとめられたからこそ、「私」は生きることができたんじゃないかと思った。

Posted by ブクログ

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