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地球の論点 現実的な環境主義者のマニフェスト

スチュアートブランド【著】, 仙名紀【訳】

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定価 ¥2,420

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 英治出版
発売年月日 2011/06/16
JAN 9784862761057

地球の論点

¥990

商品レビュー

4

19件のお客様レビュー

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2018/11/05

やっぱりノリが雑誌っぽい。薄く広くというか、色んな話題をざーっと順々に眺めていく。副題に「マニフェスト」とあるだけあって一つの思想の宣言なのだが、事実を深く掘り下げてみようというスタンスではない。考え方自体は面白いし共感できるところもあるのだが、個人的には「へー」という感じだけで...

やっぱりノリが雑誌っぽい。薄く広くというか、色んな話題をざーっと順々に眺めていく。副題に「マニフェスト」とあるだけあって一つの思想の宣言なのだが、事実を深く掘り下げてみようというスタンスではない。考え方自体は面白いし共感できるところもあるのだが、個人的には「へー」という感じだけで読み流してしまった。 意味や文の流れが掴みがたい部分もあり、訳がちょっとまずいのではないかと疑っている。IPS細胞の先生が中山伸弥さんになっていたし。。。 ・スラムも住めば都的な所があるとか。たしかに全くの生き地獄ではなかろうが。。。1970年にリオのスラム「ファヴェーラ」で750人にインタビュー(ジャニス・パールマン)。30年後にはスラム一世では5%だった識字率が二世では94%に、三分の二が合法的な地域に引っ越していた。 ・人間が都市にかたまって住むことで環境へのインパクトが低下するし、都市はイノベーションのゆりかごになる。→この点は、そのとおりと思う。田舎暮らしはある種の贅沢。 ・原発推し。廃棄物については短期・中期の仮保管の後に長期の貯蔵法を検討すべきと。→あまりクリアではないと感じた。 ・環境保護にかかわる人は、夢想家、科学者、エンジニアに分かれると。これからはエンジニアの出番。後の地球工学の話につながる。 ・ビョルン・ロンボルグに対しては細部に走りがちだと辛い評価。地球温暖化軽視派だから? ・地球の全体が写った写真を見られるようになったのは、ここ数十年のこと。言われてみれば確かに。 温暖化を防止するための地球工学のアイデアは気宇壮大だが、トライ&エラーが許されない側面がある。エンジニア的発想が適用しにくい領域では。太陽系内で練習するって、そんな時間はなかろうに。

Posted by ブクログ

2018/04/07

180407 中央図書館 普通の環境論とは違って、あるべき論を振りかざさずに、悪く言えば現状容認のスタンスか。

Posted by ブクログ

2014/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

原発問題について考える材料を求めて手にとった。テクノロジーの進歩と環境保護は両立し得るかが個人的な感心である。それに対して筆者は、かけがえのない地球を守るという信念のもと、一貫して技術ベースによる具体的な解決案を提唱し続ける。 印象的だったのは、原子力に関する主張。アメリカでは多額の国家予算を投じて、使用済み核燃料を山中深くに埋め立てる処理施設を建設中らしい。それに対し、 「山を削るのに20兆円かけるくらいなら、発電所の隣に200億円で埋め立てたほうがよい。」という主張をする。(数字は例えであって正確ではない) つまり、世の中は絶えず変化するものであり、変化のスピードは予想をこえる。技術革新の可能性を考慮せずに、現在の価値軸で巨額の予算を投じるよりかは、少ないコストで問題を先送りし、残り予算を技術投資に回した方がいい。むしろ、それで得られる原子力のエコロジカルなメリットのほうが現実に起きている問題(地球温暖化)の解決に寄与するという意味で効用が大きい、という主張だ。 予想が難しい将来の問題について、”今この時間を使って”定義し、解決に当たることが、どれほどのメリットがあるのか。このように、問題に優先順位をつけて解決に当たる方法はエンジニアリングの世界では常套手段であるが、それを環境問題の解決にもあてはめる観点はなるほどな、と思った。 あとは気になった所のメモ。 ・都市化が人口爆発を食い止める。筆者によれば都市に住むことこそ、最もエネルギー効率のよい方法らしい。単純に専有面積で割ればよい話である。都市化こそ浪費のアイコンだと感じていた自分にとっては、これも意外な話だった。 ・緑の革命の功罪。生産量の増加←→土壌破壊 ・世の中の遺伝子のすべて80%近くが遺伝子の配合を行っている。 ・外来種の功罪。在来種が増える、自然環境の回復など、善の側面もあり。 ・介護ロボットの需要増。確かに…。

Posted by ブクログ

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