「トロイメライ」シリーズ。「テンペスト」の庶民版のようで、登場人物が微妙に絡んだりしている。まぁ、庶民と言っても八重山のように人頭税まで課されていたところよりは、人々が活き活きしている。 主人公が前作よりも成長しているのが分かる。 短編集だし、何より著者の文章が活き活きとしているので、まるで短いドラマを見ているかのようにサクサク進められた。謎は謎のままなので、続編(あるよね？)も楽しみ。

『テンペスト』外伝『トロイメライ』の第２巻。 琉球の皆さんは今巻もハイテンションで日々を生きてらっさいマス。 ■　■　■　■　■ 前巻では「Ｔｈｅ・怪僧」的だった大貫さんが奥さんを偲ぶシーンとか 最後に収められてる芭蕉布のお話とか この作者さんは 失くしてしまった『恋愛』を、 愛おしく、切なく、だいじなものに思わせてくれるよねぇ。 ぃや、実際にはそんな大層な恋愛したことないけども。（笑。 ■　■　■　■　■ 武太くんが成長してってんのか、あんま無茶しなくなってるのが淋しいっちゃ淋しいかも。 その所為かこの巻は　武太＜をなり宿３姉妹　な感じ。 ■　■　■　■　■ ところで 『トロイメライ』ったらシューマン・『子供の情景』の曲。 その中のほかの曲のタイトルも なんとなくこの本をイメージさせちゃわない？ 『見知らぬ国と人々について』なんてモロだよね～。 ■　■　■　■　■ ところで２ 黒マンサージ誰なんやろ？ 寧温さんとお互いに正体知ってるっポいし 『テンペスト』読み込めば判るのかシラ？ ぅむむ。 続刊も読まねば。