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半熟作家と“文学少女"な編集者 ファミ通文庫

野村美月【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 エンターブレイン/角川グループパブリッシング
発売年月日 2011/04/30
JAN 9784047272224

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商品レビュー

4.2

67件のお客様レビュー

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2021/04/04

新しい担当編集の天野遠子嬢は、清楚な美人だった。──が、いきなり本棚の前でグルメ批評を始めるわ、ほんわか笑顔で容赦なく原稿修正を指示してくるわ、売れっ子高校生作家たるオレが、どうしてこうも振り回される!? そんな時届いた脅迫状じみたファンレター。そこにはまだ刊行される前の小説の内...

新しい担当編集の天野遠子嬢は、清楚な美人だった。──が、いきなり本棚の前でグルメ批評を始めるわ、ほんわか笑顔で容赦なく原稿修正を指示してくるわ、売れっ子高校生作家たるオレが、どうしてこうも振り回される!? そんな時届いた脅迫状じみたファンレター。そこにはまだ刊行される前の小説の内容が書かれて……って差出人は、まさか!? 半熟作家・雀宮快斗とその担当編集者遠子が織りなす、物語や文学を食べちゃうくらい愛する"文学少女"の、最後の物語。

Posted by ブクログ

2019/09/16

 ――またおいで。それで、本の話をしよう。 編集者になった遠子先輩が、売れっ子高校生ライトノベル作家の担当として活躍(?)する、という、どう考えても蛇足なシリーズ最終巻。主人公は作家の少年です。 モチーフは伊勢物語・風と共に去りぬ・ハムレット・伊豆の踊り子。 たとえ蛇足で...

 ――またおいで。それで、本の話をしよう。 編集者になった遠子先輩が、売れっ子高校生ライトノベル作家の担当として活躍(?)する、という、どう考えても蛇足なシリーズ最終巻。主人公は作家の少年です。 モチーフは伊勢物語・風と共に去りぬ・ハムレット・伊豆の踊り子。 たとえ蛇足でも、また読めたことに感謝したい1冊。 それに最後に出てきたあの人の分だけで、十分に満足させていただきました。 油断しているところにここでそう来るのか!と言うのがずどん、と一発入って、小説を読む楽しさってこういうとこにありますね。 良く考えながら読んでいれば分かっていたようなことだけど、素直に読んで衝撃を受けるほうがお得です。

Posted by ブクログ

2017/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 遠子お仕事編。文学少女シリーズ最終巻。これまでの重々しいストーリーとは対極のコメディベースで展開する。  大好きな心葉と共に生きる幸福感いっぱいの遠子の可愛さ、可憐さが大爆発。男(男の子かもしれないが)ならこんな風に愛されたいし、またこんな女性に愛されるような人になりたいと、素直に思ってしまう。  そして、やはりというか、なんというか、ラストの登場人物は彼女ですよ…、彼女…。  心葉は直接には登場しないが、著者は書かないことの良さを十分認識した作家さんなので、この方が良かったと思えます。サービス満点の最終巻です。

Posted by ブクログ

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