ずっとずっと前から読みたかった本。 人気バンドのボーカル、スティービーに恋したアリー。 最初らへんはアリーが真剣にスティービーに恋しているあたりが、いたたまれたかったです…。 というのも昔の自分にも、そんな経験があるから。 中学生って、そういうものだよね。 後から思い返してみると本当にバカらしくて痛々しいんだけど、それでもそれなりに割りと真剣に恋してるんだよね。本人からしてみると。 主人公のアリーは、すごく魅力的でした！ 優しくて勇敢で友達想いだし、なりしろ行動力が半端ない！ アリー達がパーティー会場とかに忍びこもうとするときがあって。友達のポーリーンにどうする？って言われて「ノープラン。臨機応変でいこう。」とかカッコ良すぎる！ アリーは、たいていノープランなんだよね。 でも大胆に堂々と実行するあたりが本当にカッコ良い！ 私だったらポーリーンみたいに、「ムリ。あたしにはまったくムリ。」とか言っちゃうよ。

中学生のアリーが恋をしたのは、人気ロックバンドのヴォーカル・スティービー。すばらしい出会いをして恋に落ちることを信じてる。バーニンガムでのコンサートに行くことになったアリーとポーリーンは、ますます夢見心地で大興奮！ 大人になったら忘れてしまう熱い気持ち。周り中を巻き込んでの大騒動、で、なんと夢が現実に？　ユーモアたっぷり、かる～く楽しめる1冊。

アレックスシアラー初期の作品ということで すごくポップでキュートなガールズものでした。 中学生のアリーが人気バンドのボーカルに恋をする！というテーマは 女の子なら誰もが共感できるところ。 初めてのコンサートにドキドキ興奮する様子は 自分の経験と重ねてとても共感できました。 スターに恋をする...もちろんそれは叶わない恋ですが この経験を通してやがて本当の恋を見つけていくアリーの心の成長が 読んでいてほっこりとしました。 でも私は最近のシアラーの 「奇妙でミステリアス」路線が好きだなぁ。 なのでちょっと子供っぽすぎて物足らず。 早くも次作が待ち遠しいです。