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錯覚の科学
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錯覚の科学
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商品レビュー
4
96件のお客様レビュー
去年あたりに読んだのを再読。 『錯覚』とはいうものの、視覚野を超えて脳の限界・誤解についても言及している。 具体例として挙げられるのが、どれも有名な事件で、人間の脳の錯覚とはどれほどのものなのか、非常に分かりやすく、示唆に富んでいる。 誰にでも勧められる良書。
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本書では6つの錯覚について書かれている。 注意の錯覚、記憶の錯覚、自信の錯覚、知識の錯覚、原因の錯覚、可能性の錯覚。やはり興味深く読めたのは注意の錯覚だった。実際にゴリラの動画を見たが、事前情報なしでゴリラに気付けたかは自信がない。人はこれ程までに視野内に捉えていても認識出来ない...
本書では6つの錯覚について書かれている。 注意の錯覚、記憶の錯覚、自信の錯覚、知識の錯覚、原因の錯覚、可能性の錯覚。やはり興味深く読めたのは注意の錯覚だった。実際にゴリラの動画を見たが、事前情報なしでゴリラに気付けたかは自信がない。人はこれ程までに視野内に捉えていても認識出来ないものなのかと驚いた。どおりで事故が減らないわけである。 記憶の錯覚もハッとさせられた。自分では間違いと記憶している事も、他者から違うと指摘された事がある。恐らく都合の良い様にねじ曲がった記憶だったのだろう。 錯覚には気をつけたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
他人が自分に興味を持っていると思って、 服装を気にしたり、髪型を気にしたりしている。 しかし、思っている以上に人は自分のことを見ていない。 その実験をご紹介しよう。 あなたは大学キャンパスを歩いている。 その途中、地図を広げて道を探している様子の男性に出会った。 男性が近寄ってきて、あなたに図書館の場所を尋ねる、 あなたが地図で位置を示しながら道を教え始めた時、後ろから声がした。 そして数名の職人たちが、「すみません、通ります」と言いながら、 大きな木の扉をかかえて、あなたと男性の間を強引に通り抜けた。 彼らが行ってしまった後、あなたは道案内を終えた。 その時あなたは、扉を抱えた職人たちが通り過ぎる間に 道に迷った男性が別人に入れ替わったのに気づいただろうか。 入れ替わったのが、服装が違い身長に10センチ近く差があり、 体格も声も明らかに違う男性だったとしたら? この実験の結果は半分以上の人が気付くことはなかった。。。 そしてさらに、「相手が入れ替わったのを見落とすなんて、ありえない」と言った人に 助手が声をかけて実験への参加を呼びかけ、案内した。 その際に助手が途中で入れ替わったが気付く人はいなかった。。。 しかし例外として、男女や人種の違いはほとんど気付くというデータがある。 なので過剰にミリ単位で髪型を気にしたり、 服装のことを気にするということは時間の無駄ということになる。 しかし、反対に言えばそこの細かいこだわりに気付くことができれば 良い印象が与えられるのではないだろうか。
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