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天の鹿
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天の鹿
¥605
在庫なし
商品レビュー
4.2
8件のお客様レビュー
行って、帰ってこない物語の、さみしさ。きれいだけれど、俗世の者の手には残らないようなしんとした光が遠くに見える、そんなイメージ。 3姉妹がいたら心の優しいのは末娘、というのは定石だけれども、姉二人も悪意を持っているわけではない。鹿のほうも、試練を与えているわけではない。ただ、探...
行って、帰ってこない物語の、さみしさ。きれいだけれど、俗世の者の手には残らないようなしんとした光が遠くに見える、そんなイメージ。 3姉妹がいたら心の優しいのは末娘、というのは定石だけれども、姉二人も悪意を持っているわけではない。鹿のほうも、試練を与えているわけではない。ただ、探しているのだ。じぶんを在るべき場所へ連れて行ってくれる、導きの光を。 山ぶどうのお酒を分かち合った末娘と鹿は出会うべき相手に出会えたと喜ぶが、それは同時にこの世界から離れることでもあった。 父親の「おう、おう」という声だけがひびく山の彼方、空の向こうで、ふたりはどんな気持ちでいるのだろうか・・・と思う。
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漁師の清十は鹿狩りの名人だ。秋、月の赤い夜、みごとな大鹿が「通してくれ。かわりに、たくさんお礼をしよう」といって、清十を背中に乗せて鹿の市につれていった。 (『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より紹介)
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- ネタバレ
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安房さんは大っすきなので、 結構読んでると思ってたんだが、 これは読んだことなかったなー。 鹿さん。 おつかれさまでした。 ちょっと恒川さんの夜市っぽい感じもあり。 ラストに結構びっくり。 そっかー。そのまま一緒に行って、帰ってこないんだな、彼女は。
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