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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 山と溪谷社 |
発売年月日 | 2010/10/31 |
JAN | 9784635047210 |
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商品レビュー
4.4
35件のお客様レビュー
筆者の山野井泰史は有名な登山家(クライマー)だ。登山に親しみのない私がこの本を読もうと思ったきっかけは、沢木耕太郎の「凍」だ。「凍」は、山野井泰史と、その妻で同じく登山家である妙子を主人公としている。 2002年秋、山野井夫妻は、ヒマラヤのギャチュン・カンと呼ばれる難峰に挑み、泰...
筆者の山野井泰史は有名な登山家(クライマー)だ。登山に親しみのない私がこの本を読もうと思ったきっかけは、沢木耕太郎の「凍」だ。「凍」は、山野井泰史と、その妻で同じく登山家である妙子を主人公としている。 2002年秋、山野井夫妻は、ヒマラヤのギャチュン・カンと呼ばれる難峰に挑み、泰史が単独登頂に成功する。しかし、下降中、嵐につかまる。夫妻は奇跡的に生還するが、泰史は手足の指のうち10本を凍傷で失ってしまう。また、妙子も凍傷で傷つく。 沢木耕太郎の「凍」を読んだのは、随分昔の話なので、細かいところは忘れているが、山野井夫妻を主人公とし、このギャチュン・カンからの奇跡の生還を題材にしたものだったと記憶している。 本書で山野井泰史は、登山家としての自分自身の経験(実際の登頂・登攀の成功と失敗の経験を含め)を語っている。そのうちの第七章が、そのものずばり「生還」という題で、この時の奇跡の生還について自ら語っている。それは、本当に奇跡的なものだと感じる。沢木耕太郎の「凍」も、とても面白く読んだ記憶があるが、本人が語る生還物語は迫力に満ちていた。 また、本書あとがきで、山野井泰史は、一種の「後日談」を語っている。 10本の指を失くした山野井泰史であったが、山への想い断ちがたく、2004年以降、再び登頂・登攀に挑戦を始める。指を失う前のようなパフォーマンスを示すことは出来ないが、それでも、素晴らしい実績をあげている。 登山経験がない、あるいは、あまり興味がない人にも面白く読める本だと思う。
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映画の話をラジオで聞いて読了。ビックコミックで山野井さんの漫画を読んでいるが、小説を読んで、、、全く理解は出来ないが、本当に凄いな。息をする様に山に登る。山に登らないと生きている意味がないって生き方。真似できないけど、尊敬出来る。
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最後のギャチュン・カンは、まるで新田次郎さんの山岳小説を読んでいるような臨場感でした。これが自伝なのが凄いです。「不死身だったら登らない。どうがんばっても自然には勝てないから登るのだ」人間は弱いが故に、山に登るのかもしれませんね。あまり知らなかった山野井さんを垣間見られた一冊でし...
最後のギャチュン・カンは、まるで新田次郎さんの山岳小説を読んでいるような臨場感でした。これが自伝なのが凄いです。「不死身だったら登らない。どうがんばっても自然には勝てないから登るのだ」人間は弱いが故に、山に登るのかもしれませんね。あまり知らなかった山野井さんを垣間見られた一冊でした。
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