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ローマ人の物語(40) キリストの勝利 下 新潮文庫

塩野七生【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2010/08/28
JAN 9784101181905

ローマ人の物語(40)

¥275

商品レビュー

3.9

41件のお客様レビュー

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2024/01/06

キリスト教が国教になりもともとの宗教が消えていく過程がよく分かる。 ローマの宗教も考え方もシステムも変わっていく。

Posted by ブクログ

2022/11/03

皇帝テオドシウスを信徒にし操り、ローマ時代の象徴の元老院を屈服させたアンプロシウスによりキリスト教の勝利は確定した。それに伴いギリシャ・ローマの文化、芸術が破壊されまくる。初期の教義からはずれた宗教の偏屈が貴重な遺産を破壊していく。なんて悲しい時代なのだろう。この後、東西に分割さ...

皇帝テオドシウスを信徒にし操り、ローマ時代の象徴の元老院を屈服させたアンプロシウスによりキリスト教の勝利は確定した。それに伴いギリシャ・ローマの文化、芸術が破壊されまくる。初期の教義からはずれた宗教の偏屈が貴重な遺産を破壊していく。なんて悲しい時代なのだろう。この後、東西に分割されローマ帝国は滅亡のカウントダウンに入る。

Posted by ブクログ

2021/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ついに、ついに、ローマ帝国のローマたる部分が失われてしまいました。 法律の大切さを知り遵守することも、富める者がその富を社会に還元することも、ローマ市民の善き習慣でありましたが、もっともローマたり得るところは『寛容』の精神だったと思います。 自分とは違う、自分には理解できないものでも、それを尊重する人がいるのであれば尊重する。 違うことで排斥をしない。 だから多民族、多宗教でも一つの国としてまとまっていられた。 けれども一神教であるキリスト教は、それ以外を認めることがありません。 自分が信じるものを、無理にでも他者に信ずることを強要しました。 現世を楽しむローマの神々とは違い、キリスト教の神は、信じることによって死後の楽園を保証するものです。 だからローマのインフラはキリスト教の普及とともに廃れていった。 現世がどうでもいいのだから、面倒なメンテナンスなんてするはずがない。 違いを認めないのですから、異端は徹底的に排除されます。 異端審問、魔女狩り。 暗黒の中世はもうすぐです。 何しろ医薬も芸術も図書館もすべて、異教と紐づけられて廃棄させられたのですから。 学校で習うルネサンスの意味がようやく分かりました。 これほどまで人間の自然な感情が封じられ、宗教以外を学ぶことを禁じられ、現世の苦すら死後の幸せのために甘んじて受け入れる世の中では、文化が成長するわけがありません。 後に生まれたイスラム教は同じく一神教ですが、他宗教に対して当初は寛容でしたから、中世は圧倒的にイスラム文化圏の方が文化程度が高くて清潔で金持ちだった。 そういうことか。 ルネサンスがあってよかったね。 このシリーズも残り3冊だけど、読み進むモチベーションがさあ…。

Posted by ブクログ

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