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楽園(下) 文春文庫

宮部みゆき【著】

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商品詳細

内容紹介 16年前の少女殺人事件、土井崎夫婦が娘を手にかけた事件、等が描いていた絵には何故その光景が・・・。一体2組の親子には何があったのか!驚くべき結末を迎える親子の愛情と憎悪とは!宮部みゆき流が問いかける「楽園」とは・・・?著者の大ヒット作「模倣犯」も合わせてどうぞ!
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2010/02/09
JAN 9784167549084

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商品レビュー

3.9

241件のお客様レビュー

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2023/09/19

子供が不良‥ 事件起こしてしまう親として本当 辛い‥。手にかけてしまったけど これも仕方ない‥犯罪であっても

Posted by ブクログ

2023/09/06

事故で亡くなった萩谷等の描いたスケッチブックに、コウモリの家の床下にあった死体を暗示するものがあった。実際にコウモリの飾りがあった土井崎家の焼け跡からは、長女のものと見られる死体が見つかり、記者前畑滋子は土井崎家の次女と対面する。土井咲家には、まだ秘密が隠されているのではないか…...

事故で亡くなった萩谷等の描いたスケッチブックに、コウモリの家の床下にあった死体を暗示するものがあった。実際にコウモリの飾りがあった土井崎家の焼け跡からは、長女のものと見られる死体が見つかり、記者前畑滋子は土井崎家の次女と対面する。土井咲家には、まだ秘密が隠されているのではないか…。 多数巻を並行に読むシリーズだが、上巻を読んでから大分経っての下巻でも、宮部みゆきだから大丈夫だろうと高をくくっていたのが甘かった。下巻の冒頭から次女誠子、元旦那の達夫、萩谷敏子、前畑滋子の旦那の昭二らが、部屋で会話という、ただでさえ厳しい動きのないシチュエーションに、色々事情もあるのだが、名字を省略した状態で続くもんだから、結構意味がわからなかった。 話の方は、25分できっかり50ページ読めるレベルで、密度の安定感は相変わらず。しかし、一進一退の退がないようなわりと平坦な進み具合で、ちょっと長いなと感じたのは事実。 また、どこかで前畑滋子がなにかを見出してしまうのだがそれがどこだったかという印象もなく、どこで気づいたんだろう?という切り札をスバっと切ることで進行するという内容である。 全体に読者そっちのけで滋子のひらめきと、何をひらめいたのかをぼかすように「ひょっとしてまだ…」と歯切れの悪い展開が多かったのは残念。終盤であれよあれよと事件が急展開して解決に向かっていくんだけど、結局その要素は残していくんだ、という印象であった。 また、もう一つ重要な内容があったはずなのに、結局それには触れなかったのにはなんか意図があったのだろうか。 長編でも読ませる実力のあるのは事実だし、元となった『模倣犯』のときの、無理やり世相を入れ込んで、話と全く絡まない論文帳の部分があまり気にならなかったのは良い。ただ、『模倣犯』同様、そういうあっさりした幕切れでいいんかね。今回のは少々禁じ手も使っている印象でもある。

Posted by ブクログ

2023/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いわゆる『模倣犯』の後続作品となります。 ・・・ 私は『模倣犯』も未読、そして宮部さんの作品もこちらで2作目となる、言わば宮部初心者。 結論からすれば非常に楽しめました! これはですね、先が読めない2時間ものの邦画を集中して視聴したかのような読後感でした。 ・・・ とある奇妙な依頼『うちの子が本当に超能力を持っていたのかどうか確認してほしい』という話から始まる、本作。 ここから、一見脈絡がないような出来事が散らばるように描写されます。 萩谷等が幻視した殺人事件の現場。殺人事件の当事者たる土井崎夫婦の独白、姉を殺された誠子の悲しさ、誠子と中の良かった地元の友達達、土井崎家を守ろうとする高橋弁護士、殺された土井崎茜の交流、萩谷等がほかにも幻視していた学校の先生方の隠蔽したいプライベート、滋子をサポートする『模倣犯』時代の秋津警部との連携等々。 読中は別個に与えられるピースが徐々に連結していくところに、読者は納得のため息と快感を得ることができると思います。 ・・・ 下巻では、土井崎家の事情、何を彼らは防ごうとしていたのか、土井崎父・土井崎母との対話、また親戚たる木村夫妻との会話から、土井崎家を巡る問題が立体的になってきます。同時に萩谷等がかかわっていた団体「あおぞら会」と土井崎家との関連が徐々に明らかになってきます。 こうしてジグソーパズルが出来上がっているかのような感覚、是非楽しんでいただきたいと思います。 ・・・ 最後に。 12歳で亡くなった萩谷等君。結局かれは超能力を持っていたのか。名言はしませんが、ストーリの書きぶりでは「Yes」ですよね。 また事故死であった彼は実は自殺したという噂。これも一部には「Yes」やもしれませんよね。見え過ぎる、分かり過ぎるというのは時としてつらい物であります。そうしたもの悲しさもドラマとしての深みを与えてくれる作品であったと思います。

Posted by ブクログ

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