化学勉強し直そうと思って10年くらい前に買った本。 元素を記号のままだと覚える気にならないのたが、元素をその特徴によってキャラクター化して描いてくれている。 例えばヘアースタイル。アルカリ金属はちょっと浮かれた軟派ヘアー、アルカリ土類金属はなんとなく地味な坊っちゃんヘアー、遷移金属はサラリーマンヘアー（元素の多数派だからか）、亜鉛族はすぐに蒸発するからパンクヘアー、炭素族は色々な元素と結合できる秀才だからインテリヘアー。 固体、液体、気体を表し、原子量をカラダの形で表し、原子量をガリ、普通、デブという体重に分けて表しています。 そうやって描かれた、スーパー元素周期表を見ると、ほう、なるほど、大体同じ髪型の元素がタテに並んでいて、上のほうの元素はガリ、下の方はデブと面白く分かりやすい。 人類の歴史の中で、原子時代の生活では大体6種類くらいの元素にしか囲まれていなかったそうだが、中世の生活空間では15種類、現代のリビングでは、31種類もの元素があるそうだ。 人間のカラダを構成している元素を元に価格換算すると60kgの人で13000円くらいなのだそうだ。 元素に親しみが持てる工夫がされた本。 結局あんまり読んでないけれど、ブックリストを作るために登録。

　この本は子供のころ科学展を見に行った時母に買ってもらった。たしかちょうどそのころ「水兵リーベ僕の船～」など学校で習っていて、一つ一つの元素がキャラクター化されているこの本はすごくおもしろそうに見えた。この本は直接健康・医療に関係する本ではないけれど、4章の「元素の食べ方」に体に必要な元素とその元素が含まれる食べ物、元素を過剰に摂取するか不足してしまうとどうなるのかが書かれていて、当たり前ではあるが自分の体は元素からなっているのだと知った。 　特に気になる元素は「鉄」で、最近あすけんというアプリで食事の記録をしていて毎日鉄が不足しているのを見ると、どうすれば摂れるのだろうかと考える。鉄は不足すると感染抵抗性が低下するそうだから、コロナウイルスが流行っている今必要な元素だろう。含まれる食べ物としては、レバーや鶏肉などの肉類、大豆、ホウレンソなどの野菜類があった。驚いたのはすっぽんの血に鉄が含まれると書いてあったところで、いったいどうしたらすっぽんの血を飲む機会を得られるのだろうと思った。飲んでみたいなあ。