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ヨーロッパの100年(下)
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ヨーロッパの100年(下)
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
欧州を巡る長い旅も第二次大戦から欧州統合の揺れ戻しを描いて終わる。オランダやフランスでの自主的なユダヤ人迫害や、降伏後のイタリア軍の絶望的な弱さ、EU加入後の東欧の停滞とコソボの虐殺。 それでも欧州は統合への道を進むというか、分裂することの出来ない道へと進んでいるのだろうか。
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下巻は第二次世界大戦中期から現在までを描く。 様々なエピソード、インタビュー、人物が登場し歴史が紡がれる。 ヨーロッパの複雑さ、多様さが各国、各地の歴史に基づくものであり、 それは各人一人ひとりの記憶の中に生き続けているものだ ということがよくわかる。 そういう意味で、エピロー...
下巻は第二次世界大戦中期から現在までを描く。 様々なエピソード、インタビュー、人物が登場し歴史が紡がれる。 ヨーロッパの複雑さ、多様さが各国、各地の歴史に基づくものであり、 それは各人一人ひとりの記憶の中に生き続けているものだ ということがよくわかる。 そういう意味で、エピローグの 「ヨーロッパは(中略)いまだに共通の物語を有していないのだ」 という解釈は非常に納得が行くとともに、 それを乗り越えて欧州連合としてまとまる ヨーロッパの面白さを感じさせる。 と、その一方で日本は、 極東アジアはどうなのだろうかとも思わずにはいられない。
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