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灰色の嵐 ハヤカワ・ノヴェルズ

ロバート・B.パーカー【著】, 加賀山卓朗【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2009/06/15
JAN 9784152090386

灰色の嵐

¥220

商品レビュー

4.3

5件のお客様レビュー

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2024/01/30
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※このレビューにはネタバレを含みます

スペンサー・シリーズの36作目。 美女の依頼で、その娘の結婚式に「不安解消要員」として出席することにした スペンサー。 結婚式は彼女が所有する島でとりおこなわれ、 優雅に埠頭から邸宅までの馬車で送り込まれたスーザンとスペンサーの前に現われたのは、「灰色の男」ルーガー。 かつてスペンサーを撃った男。 ただではすまないと思っていたが、 式の途中でルーガーが男たちと乗り込み、 あっという間に司祭と花婿を撃ち殺し花嫁をさらっていく。 スペンサーはスーザンの安全を最優先し、ルーガーたちはヘリコプターは飛び去る。 スペンサーは花嫁の行方を追うが、 ルーガーがやってきて手を引くように言う場面が印象的。 スペンサーを殺したくないから手を引け、だがスーザンには手を出さないと言って 去っていく。 一度は殺そうとした男と殺されかけた男の紳士協定。 ルーガーを殺してほしくないな、と思っていたが、 花嫁が実の娘だったと明かして二人で消えていくラストで良かった。 それと、スペンサーの息子同然のポールが、 シカゴでガールフレンドと一緒に暮らしているのがわかって良かった。

Posted by ブクログ

2010/09/23

 結婚式のさなかの起きる誘拐事件という派手な幕開き。しかも、敵役として登場するのは、かつてスペンサーに重傷をおわせた「グレイ・マン」である。期待しないわけがない。例によって例の通りのストーリィ展開なのだが、ラストはある意味意外な結末で、それなりに味があった。  しかし思うのだけ...

 結婚式のさなかの起きる誘拐事件という派手な幕開き。しかも、敵役として登場するのは、かつてスペンサーに重傷をおわせた「グレイ・マン」である。期待しないわけがない。例によって例の通りのストーリィ展開なのだが、ラストはある意味意外な結末で、それなりに味があった。  しかし思うのだけど、このシリーズはもはやハードボイルドはおろか、ミステリとさえ言いにくいものになってきているような気がする。一番近いのは、連続テレビドラマ、それも「水戸黄門」のような、一話完結型の連続ドラマだ。なじみの登場人物が出てきてなじみの活躍をし、安心してみていられる感じ。時々登場人物の誰かにスポットが当たり、その意外な一面が見えてきたりする。  このところ毎回物足りなさを感じるのだけれど、それでも気持ちよく読めてしまうところが憎いところである。ある種の中毒性があるシリーズである。それにしても、「決別」の頃のような大きな動きがそろそろほしいと思う。 2009/9/6

Posted by ブクログ

2010/07/09

スペンサーシリーズ36冊目。今回も普遍のテーマである自尊心をキーワードに一気に読ませる内容。人として、男として日頃忘れがちなテーマだからこそこんなに長く似たようなストーリーでも読む度にリマインドしてもらえる

Posted by ブクログ

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