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ミラーニューロンの発見 「物まね細胞」が明かす驚きの脳科学 ハヤカワ新書juice

マルコイアコボーニ【著】, 塩原通緒【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2009/05/25
JAN 9784153200029

ミラーニューロンの発見

¥220

商品レビュー

3.9

21件のお客様レビュー

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2020/11/21

社会の中で生活していくには人間関係が必ずある。ミラーニューロンのおかげで他人の感情を理解できる。これは逆に考えればビジネスをする上で効果的なマーケティングをする事ができる。ミラーニューロンが発火してモノを買いたくなる衝動にすれば良い。著書の中にもミラーニューロンを研究を扱った効果...

社会の中で生活していくには人間関係が必ずある。ミラーニューロンのおかげで他人の感情を理解できる。これは逆に考えればビジネスをする上で効果的なマーケティングをする事ができる。ミラーニューロンが発火してモノを買いたくなる衝動にすれば良い。著書の中にもミラーニューロンを研究を扱った効果的なCMについても書かれている。

Posted by ブクログ

2017/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2009年刊。◆現実に運動をせず、ただ観賞しているだけで運動に関わる神経細胞が活動する。この摩訶不思議な現象を生み出すミラー・ニューロン。また、ミラー・ニューロンはこの狭義の面だけでなく、さらに広い意義を持っている。それは他者への共感のような社会生活面に関わっているという点だ。本書は、このミラー・ニューロンの神経科学的側面とそれが人間の活動・行動・思考に及ぼす側面とを、最新の脳画像診断技術と哲学的考察(現象学・実存主義)とを交え論じる。自閉症患者の行動を積極的に模倣すると自閉症的症状が軽減する事実は驚異。 もっとも、ミラー・ニューロンが生得的に毀損している点が自閉症の根本原因とは思えない。個人的には、自閉症の根本は、感覚統合・選別・分別が困難な障害により、感覚神経が受ける大量情報を切り分けられない。そのため、視覚・聴覚から入力される情報を模倣できない(しない)結果、二次的にミラー・ニューロンの発達が阻害される。この過程が自閉的症状を生み出すのではないか、と考えている(あくまでも仮説ですが…)。ならば模倣術を患者に行う場合でも、大量の情報が入ってこない環境設定をする方がより効果的ではないか、と推測している。 哲学的考察を、神経科学・大脳生理学の分析視座、仮説構築の道具としている点は、まったくもって興味深いところ。どうにも読みにくかったのは、この哲学的考察をする上での読み手(私)の知識不足によるところが大きいと思う。また、確かに本書全体が仮説の域を越えていないだろうが、興味深い内容であり、合理的な説得力を持つ内容であることは間違いない。要再読。

Posted by ブクログ

2015/02/01

ここ数年、いろいろな人が、このミラーニューロンについて話題にしている。著者のことを知っているわけでもないのだけれど、たまたま書店で見つけて、タイトルにだけひかれて、買って読みました。この20年くらいの間に次々に分かってきた発見物語が、その現場近くに居合わせた神経科学者の目から描か...

ここ数年、いろいろな人が、このミラーニューロンについて話題にしている。著者のことを知っているわけでもないのだけれど、たまたま書店で見つけて、タイトルにだけひかれて、買って読みました。この20年くらいの間に次々に分かってきた発見物語が、その現場近くに居合わせた神経科学者の目から描かれています。脳撮像技術の進歩により、次々と新しい発見があります。人はどのようにして他人に共感することができるのか。こういう話は実は哲学者などが以前から考え言ってきたことなのだけれど、それが、脳科学からも納得のいくデータが得られるようになってきたというのです。他人が行動しているのを見ていると、意識するよりも前に、自分の頭の中で、同じ行動をしているときのように脳細胞が活性化している。最初はサルの実験から分かってくるわけですが、ヒトでも同じことが言える。ところで、「研究者がアイスクリームか何かを食べているのを見たサルの脳細胞が、何も食べていないのに、何かを食べているような脳活動をしていた」という話がミラーニューロン発見のきっかけになったとよく言われますが、どうもそれはウソのようです。分かりやすい話だから広まってしまったのでしょう。さて、同じ部屋に長くいると、意識しているわけでもないのに、同じようなしぐさをすることが多いと言います。この話を読んでから意識していると、確かにふと足を組んだり、頭に手を回したり、そういうことがあるような気もします。「似たもの夫婦」などというのも、ミラーニューロンで説明がつくのかもしれません。また実験で、意識的に真似をしてもらうと、真似をされた人は、真似した人に、何もしなかった人よりもより好意を持つのだそうです。それから、スポーツでも音楽でもすごく上手な人の動きを見て真似をするといいとも言いますが、これもどうやら脳科学的にも正しいようなのです。さらに、政治に関すること、経済に関すること、そして道徳に関わることまで話は広がっていきます。おそらく、教育にも大きく影響する分野なのだと思われます。今後の研究に期待しましょう。しかし、新書とは言え360ページに及ぶ理科系の本で、図版がたった1枚しかない。なんという、サービス精神のなさなのだろう。

Posted by ブクログ

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