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沖で待つ 文春文庫

絲山秋子【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2009/02/09
JAN 9784167714024

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商品レビュー

3.6

159件のお客様レビュー

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2024/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

⚫︎感想「沖で待つ」 初めての絲山さんの作品は「神と黒蟹県」(2024.4時点で最新作)だったが、15年以上前に書かれた芥川賞受賞作である「沖で待つ」にすでに絲山ワールドが完成されていたのだ…といった感想をもった。男女がベタつかない軽やかさや、全体に広がるユーモアと優しさ、少しの寂しさ、少し現実離れした不思議ワールドを感じられた。 二人はお互い先に死んだ時は残った者がハードディスクを壊し合うという約束を交わす。 「沖で待つ」は太っちゃんが妻に残したとされる詩のフレーズ。強い信頼を互いにもてて、ピンチの時は助けに行くし助けてくれる、必ず待っていてくれると思える安心感。 こちらの作品では、同期で働く男女2人の恋愛とは別の同志みたいな信頼感だったり、気のおけない感覚だったりが描かれており、とてもうらやましい人間関係だと思った。と同時に、転勤の多い方は良い人間関係を作り上げても、転勤になればまた1からスタートになるんだよな、と改めて感じた。「神と黒蟹県」も「沖で待つ」も「なんか羨ましい世界だな」と思える、ふわっとした、でも単なるいい話でもないところが好きだと思った。 解説は絲山さんと同期で働かれていたという編集者さんが書かれていて、絲山さんの会社員時代が垣間見れて面白かったし、「どこの方言もすぐにマスターし」という記述も納得だなぁと思った。 ⚫︎あらすじ(本概要より転載) 同期入社の太っちゃんが死んだ。約束を果たすべく、彼の部屋にしのびこむ私。恋愛ではない男女の友情と信頼を描く表題作他全3篇

Posted by ブクログ

2024/03/10

3編ともおもしろいが、やはり表題作『沖で待つ』が特に良かった。登場人物、彼らの会話がおもしろく魅力的。会社の中での「同僚」という人間関係。時に共に喜んだり時には互いの失敗をフォローしたり、日々仕事の中で同じ体験を共有しており、飲むと学生時代の友人以上に話がはずんだり…。読んでいる...

3編ともおもしろいが、やはり表題作『沖で待つ』が特に良かった。登場人物、彼らの会話がおもしろく魅力的。会社の中での「同僚」という人間関係。時に共に喜んだり時には互いの失敗をフォローしたり、日々仕事の中で同じ体験を共有しており、飲むと学生時代の友人以上に話がはずんだり…。読んでいると、その人間関係がリアルで、自分の若かりし頃を思い返して懐かしい気持ちになる。 主人公と太っちゃんの、恋愛にはならないけど、ただの友人よりも深い、運命共同体のような同士のような関係性は、読んでいると憧れてしまう。現実味があるかといえば無いような気もするが、それ以上に二人の描写が自然で魅力的で、気にならない。 絲山秋子さんの他の著作も読んでみたいです。

Posted by ブクログ

2024/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

勤労感謝の日 近所の御婦人にセッティングされた最悪なお見合い。主人公の置かれた状況は決して良くはないけど、強くて自由で自分で道を切り開こうとしていて魅力的だった。 そんな主人公だから自分で気分を切り替えられるし、こういう時に立ち寄る場所があるのかな。いいな。三作の中で一番好きだった。 沖で待つ 昭和なブラックな働き方をしていると精神安定のためにヤバい趣味を始めちゃうって話か?と思ったけど多分違う。 会社で一緒に働く人達とのつながりや同期の絆。たまたま同じ会社で同じ営業所で仕事をする人たちとの関係は、学生時代の友達とは違う距離感になる。お互いに変なところやカッコ悪いところを知りながらも信頼し合う関係は特別なんだなぁと感じました。 勤労感謝の日も沖で待つもブラック企業に居た人の話だけど、切り口が違ってどちらも良かったです。 勤労感謝の日の文体が一番好き。勢いがあってユーモアもあって魅力的。 みなみのしまのぶんたろう 誰のことを書いているかすぐ分かり、いやこの短編を芥川賞受賞作と一緒に収録するんかい!と笑った。話は思わぬ方向に進んでいき、楽しそうではあるけどちょっと怖いと感じた。

Posted by ブクログ

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