稼いだ禄の殆どを費やしてしまうほど書物を愛してやまない貧乏公家・朝家は、ひっ迫した家計を立て直す為に逆玉に乗るよう家人に命じられる。渋々嵯峨野の姫に夜ばいをかけるが、家を間違った上に相手は男で――！？『姫君の輿入れ』スピンオフ。 実親にまで手を出すなんて――将久恐るべし！！でも朝家の良さを分かってくれる人で良かった。相手を包むような愛情を持っているのに嫉妬深いのは前作と同じですね(笑)朝家の出家騒ぎも前作と同じく二人をくっつける為急に降ってわいたような試練？ですが、やはりそんな事でもないとずっとあのままの付き合いで終わってしまったでしょう。ん？別にそれでも良かったんじゃあ・・・？しかしBLって受が感じやすくないと成り立たなそう。

平安貴族同士、藤原将久×小野朝家のカップリングです。 同じ作者様の「姫君の輿入れ」の脇キャラさんが こちらのお話の主人公です(^^) 「姫君～」を読んでからの方が楽しめるかもしれませんが こっちから読んでも大丈夫だと思います。 時代ものがお好きな方は、お好みだと思います(#^.^#)

婚礼奇譚集の第二弾。 第一弾の｢姫君の輿入れ｣では源実親の親友として登場した小野朝家が主人公。 最初(表紙を見た限りで)の印象としては受けがどうにも薄っぺらい……と思って読み出した分、書痴で浮世離れした(ただの世間知らずとも云う)朝家ならではの可愛さがあるのネ、と読んでく程に思った。 馬鹿な子ほど可愛いというやつです、まさしく(笑) 多分書き下ろしだと思われる最後の話では将久と朝家のばかっぷるぶりがなんとも可愛らしかった^^ 本編中で将久は実親に嫉妬して朝家に当たってたけど、互いのややこい誤解が解けてもまだ実親に嫉妬する将久が可愛い可愛い(*´ω｀*) 前作では性を偽って姫として育てられた子と公達のカプだったけれど今回は正真正銘公達同士のカプで個人的に今回の方が面白かった! 私はこういう平安風BLが読みたかったのだよ…!