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ヴォネガット、大いに語る ハヤカワ文庫SF

カートヴォネガット【著】, 飛田茂雄【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2008/11/15
JAN 9784150116897

ヴォネガット、大いに語る

¥440

商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2020/07/12

スローターハウス5が1969年だから、それから5年後に出された本書は、もっとも初期のころのエッセイを集めたことになる。 ヴォネガットは小説は面白いけれども、エッセイ集は面白くなかった。 真面目さが前面に出過ぎているからだろうか。

Posted by ブクログ

2010/06/08

まだ20代だった頃、ヴォネガットに出会い、同じ時代に生まれ、彼の新作をリアルタイムで読めることがとても嬉しかった。でも、もう彼はいない…

Posted by ブクログ

2008/12/27

ヴォネガットはニヒリストである。 しかし、人間は、人間社会はどうしようもないものと思いつつも、正義あるいは神の名の下における持てるものの都合の良い理屈からなる運命論には屈しない。 ヴォネガットは全体には絶望しているが各々の問題に対してのかすかな希望は捨てない。 ヴォネガットは...

ヴォネガットはニヒリストである。 しかし、人間は、人間社会はどうしようもないものと思いつつも、正義あるいは神の名の下における持てるものの都合の良い理屈からなる運命論には屈しない。 ヴォネガットは全体には絶望しているが各々の問題に対してのかすかな希望は捨てない。 ヴォネガットは各種の講演やエッセイ、書評、インタビューが納められた本書で語り続ける。 富はもっと公平に分配されるべきである。社会共同体を再構築し人々の絆を取り戻すべきである・・・ それはかなわぬ夢であるどころか、そうした思想が返ってより悪い結果しかもたらさないこともヴォネガットは充分に知っている。 だけど希望を繰り返す。 人間は絶望的に愚かであるが、希望を語れなくなるほどの絶望はないから。 むしろ肥大化した脳が、退化して動物になった方が人間は幸せだろうと思いつつも。 笑いながらでも泣きながらでも希望を語り続けること。 大いに語ることはとても健康的だ。

Posted by ブクログ

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