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優雅なハリネズミ

ミュリエルバルベリ【著】, 河村真紀子【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2008/10/10
JAN 9784152089632

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商品レビュー

3.8

34件のお客様レビュー

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2020/11/30
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※このレビューにはネタバレを含みます

アパルトマン管理人の未亡人ルネ、そのアパルトマン に住む死にたがり屋の12歳の少女パロマと引っ越して きた日本人の紳士オヅとの物語。 3人とも哲学、絵画、文学そして(フランス人2人も)日本文化に造詣が深い。でもその部分を取っ払うと 出自と容姿にコンプレックスのある未亡人と少女が 外国人紳士に出会い変わっていくという、 ある意味王道の少女漫画を読んでいる気分に なりました。最後はルネとオヅとの関係が もう少し長く続けば良かったかなぁ...。 作中ではずっと日本すごい!フランスだめ!な 調子で登場人物たちが語っているので 個人的にここまで日本を持ち上げられると ちょっとこそばゆくなってしまいます(^^;) ここまでパーフェクトな日本人紳士、 2007年にいたのかなぁ?男性には 申し訳ないけどそう思ってしまうのです(^^;)

Posted by ブクログ

2017/09/23

日常のように淡々と時が過ぎ、日常のように終わりが曖昧なまま過去となる。そうやって心のどこかに小さなトゲが残される。容赦ない自然の惨禍も玄関先の蔓薔薇も同じように傷痕を残しはするが、突きささったトゲはいつまでも小さな痛みを与え続け、誰ひとりその終わりに気づくことはない。日常のみが、...

日常のように淡々と時が過ぎ、日常のように終わりが曖昧なまま過去となる。そうやって心のどこかに小さなトゲが残される。容赦ない自然の惨禍も玄関先の蔓薔薇も同じように傷痕を残しはするが、突きささったトゲはいつまでも小さな痛みを与え続け、誰ひとりその終わりに気づくことはない。日常のみが、ただ終わりを告げる。それが日々を過ごすということである。 通勤電車のつり革に必死でしがみつき、その日のちっぽけな出来事を思い返しながら、子供時代に過ごした遠い田舎の小さな町の嫌な出来事が通り過ぎるのを眺める事も、朝の出がけに郵便受けを覗き込み、その日のくだらない予定を反芻しつつ、ふと見つけた差出人に忘れていた記憶を呼び起こす事も、全てが区切りのはっきりしない時間の中に刻まれた昨日の断片でしかない。オレンジ色に反射する幸せに満ちたレンガの壁も、忘れてしまいたいくすんだ会議室の壁も、同じ空間を共有している。それが過ぎて行く日々である。 そうした変わることなど無い日常は、唐突にねじ曲がる。不意の出会いも思いがけない偶然も、ある日突然日常の一部となって踏み込んでくる。だから誰もが後ろめたい何かを隠している。自分の息をするのに必要な半径の中に誰かが不意に入って来ないように。 最初に粗削りな印象を強く感じたことだけは、あらかじめ告白しておかなければならない。決してネガティヴな感情を抱いた訳ではないが、だからと言って、しばらくは洗練された作品といったポジティヴな印象には程遠いものでだった。それが、ページを繰って新たな段落に出会うたび、いつの間にか粗削りなことが必然であるように思えてくる。そうした不思議な作品だ。幾重にも折りたたまれた異質な層が、後半になって急に滑り出す。慌てて前のページを見返しても、どこかに適切なページが見つかる訳でもない。読み終えてからようやくもやもやとした影が見えたりする。売れるわけだ。

Posted by ブクログ

2017/05/31

哲学的だったり頭の中だけの文章だったり、、中盤までは読むのになかなか骨が折れたけれど最後まで読んで良かった。 終盤のキラキラするような疾走感とラストのあっけなさに、読んだ後は余韻がじぃんと襲ってきた。

Posted by ブクログ

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