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さすらいのジェニー

ポール・ギャリコ(著者), 矢川澄子(訳者)

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定価 ¥2,530

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 大和書房
発売年月日 1983/02/28
JAN 9784479520269

さすらいのジェニー

¥220

商品レビュー

4.3

12件のお客様レビュー

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2023/04/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人間の男の子が猫になって冒険する話。 面白かった。 20ページくらいの章に分かれていて読みやすかった。 挿絵が結構あってそれもまた良かった。 猫ちゃんかわいい。 作者は本当に猫が好きなんだなあと思った。 ただ猫になったのは主人公の夢だったのか、それとも本当にジェニーは存在していたのか、 気になる終わり方ではあった。 他の訳で出ているがこっちの方が評価が高そうだったのでこっちを読んだ。 古い本なのでわからない言葉がいくつもあった。

Posted by ブクログ

2020/11/03

新潮文庫版の方が売れているが、矢川澄子さんの訳が好きなのでこちらを読む。 こちらは挿絵があって、なかなか良く、誰が描いたんだろうと見たら建石修志!幻想文学じゃん! 彼が挿絵と表紙を描いていると知らない人多いんじゃないかな。 挿絵はいいのだけど、表紙絵は良くない。何故かって、まず第...

新潮文庫版の方が売れているが、矢川澄子さんの訳が好きなのでこちらを読む。 こちらは挿絵があって、なかなか良く、誰が描いたんだろうと見たら建石修志!幻想文学じゃん! 彼が挿絵と表紙を描いていると知らない人多いんじゃないかな。 挿絵はいいのだけど、表紙絵は良くない。何故かって、まず第一に、ジェニーはキジトラ白なんだよ。茶トラじゃないんだ。顔と胸が白い、肉球は黒いって書いてあるじゃん!走る姿は焦げ茶色って。猫が好きでない人にはトラネコとあるなら、茶トラでもキジトラでもサバトラでもよいのだろうけど、猫好きには大きな違いで、本当に残念だ。そして第二に、トラネコの縞の入り方が実際と違うんだ。よく見て描けばこんなことにはならないのだが、トラネコってこんな感じでしょくらいで上手い人は描けちゃう。猫に興味無いのがわかってしまう。第三に、この表紙の猫がなんだか可愛くないというか不気味なのは、泣いてるからじゃない。顔が、長すぎなんだ。縦に。猫はもっと上下の長さが短い。シャム猫などマズルが長い猫でも、これ程長くない。特に額が広すぎる。まるで人間に毛を生やして猫耳をつけたみたいだ。ジェニーは女性を擬猫化したんだから、という言い訳は成り立つけど、不気味すぎる。 表紙に関しては新潮文庫の方が文章で描かれた猫に近い。 しかし、内容は良かった。この作品は理想的な女性を描いたものだと言う人が多いし、実際こういう女性は(特に男性にとって)理想的なのかもしれない。ジェニーとルルはデイヴィッド・コパフィールドのアグネスとドーラみたいだと思った。ワガママな天然美少女に振り回されて、やっと本当に大切な女性に気づく、みたいな。男の身勝手。 がしかし、猫好きとしては、やっぱり猫として読みたい。そしてそういう面もまた確実にあるのだ。猫の見返りを期待しない愛情の深さ、愛する人に裏切られた悲しみ、それでいて恨んだりしない潔さ。虚栄心もあるし、必要とあれば演技もする(ただしもっと食べたい時とかにするだけで、悪質ではない)。 猫が気持ちのいいとき、フミフミするのは授乳の時の名残りだとはしっているけど、こんな表現にやられる。 「ひもじさも渇きも消えうせ、おそろしさもいらだちもしずまって、ああ、ピーター、あのときの気持ち、あんなにうっとりするような、あんなにぬくぬくした気分ってあるかしら、—そう、それこそしあわせそのものなの。けっしてわすれられるものですか、おかあさんといっしょにすごしたあのときのこと。そのしあわせな感じが一生のこっていてね。そしてずっと時がたってあたしたちがすっかりおとなになってからでも、なにかほんとにしあわせなことがあると、てのひらや爪があのときと同じに動きだすの。生まれてはじめての、いちばんしあわせなときのことを思い出してね。」(P143)ああ、こんな気持ちなのね、そうだよね、と思い、乳飲み子なのに母猫から離す(挙句捨てる)人間許すまじと思う。 ジェニーがバフから捨てられる時の気持ちなんかもね、捨て猫ってきっとこう感じてるよね、ってグッとくる。こういう書き方がギャリコは上手いんだな。 見たところは取り立ててどこも特別ではないけれど、猫(あえて女性とは言わない)の素晴らしさが詰まった猫ジェニー。あなたのこと、忘れない。

Posted by ブクログ

2020/10/31

唐十郎さんのお芝居を見て、原作を読んでみた。児童文学の範疇かと思うが、冒険活劇と、少年の成長物語で、読みやすく面白かった?

Posted by ブクログ

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