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ウは宇宙船のウ
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ウは宇宙船のウ
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
何作か読んで、飽きて読むのをやめてしまった。 そこから、レイ・ブラッドベリ、特に短編集が、自分には合わないのかなあ、とも思った。本作の序盤に関して言えば、収録されている作品は、どれもなんとなく読み味が似ていて、その癖短編という都合上、一本読み終えたらまた新しい世界を掴み取ろう...
何作か読んで、飽きて読むのをやめてしまった。 そこから、レイ・ブラッドベリ、特に短編集が、自分には合わないのかなあ、とも思った。本作の序盤に関して言えば、収録されている作品は、どれもなんとなく読み味が似ていて、その癖短編という都合上、一本読み終えたらまた新しい世界を掴み取ろうとする努力を強いられる。 それゆえ、集中が中々続かず、ある程度土台を継続し、興味を持ち続けられる、長編/連作短編の方が、好きなのかも知れない、と感じた。 序盤の作品、とりわけ表題作に関して言えば、景観を描写することによってSF的な世界を見せてくれるのではなく、なんとなく、未来っぽい単語を並べることで、SFのエッセンスを醸し出した作品であるように思った。 その傾向はなんとなく全体に共通していて、あとは気取った言い回しと、宇宙への憧れみたいなものが、通底するトーンであると感じた。 重鎮に対して、あんまりな感想かも知れないけど。
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粒ぞろいの作品集ですが、ここでは特別に印象に残った対照的な二作を取り上げてみましょう。 『長雨』金星に不時着した一行が殺人的な降雨で狂気に陥り自滅していく。果たして安全地帯「太陽ドーム」に辿り着けるのか。 『霜と炎』水星を灼く太陽光線で八日に縮んだ寿命を伸ばすべく遮蔽物を奪い合う...
粒ぞろいの作品集ですが、ここでは特別に印象に残った対照的な二作を取り上げてみましょう。 『長雨』金星に不時着した一行が殺人的な降雨で狂気に陥り自滅していく。果たして安全地帯「太陽ドーム」に辿り着けるのか。 『霜と炎』水星を灼く太陽光線で八日に縮んだ寿命を伸ばすべく遮蔽物を奪い合う人々。少年は脱出の希望となる宇宙船に辿り着けるのか。 どちらも極限状況の人間と自然との闘いを描き出している。他にも「霧笛」「亡命した人々」など作者が数多くの短篇集から自薦しただけあって他の短篇集ならトップ級の作品が目白押し。火星年代記の次に読むならコレだ! より詳しいレビューはこちら http://bonbyakuan.blogspot.jp/2014/01/blog-post.html
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古きよき時代が夢見た遠い未来――でも、 人の心、大切な誰かや大好きなものを想う気持ちは不変だと思いたい。 この本は中学3年の冬に『スは宇宙(スペース)のス』と一緒に買った。 どこの書店だったか、そのとき誰と一緒にいたのか、今でも覚えている ……と言いつつ、実は度重なる引っ越しの途...
古きよき時代が夢見た遠い未来――でも、 人の心、大切な誰かや大好きなものを想う気持ちは不変だと思いたい。 この本は中学3年の冬に『スは宇宙(スペース)のス』と一緒に買った。 どこの書店だったか、そのとき誰と一緒にいたのか、今でも覚えている ……と言いつつ、実は度重なる引っ越しの途中で手放してしまったので(笑) そのうち新版を購入して読み直したい。
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