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“本の姫"は謳う(2)
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“本の姫"は謳う(2)
¥220
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商品レビュー
3.9
16件のお客様レビュー
2人の主人公、アンガスと「俺」。どちらの過去も壮絶な展開の中で明らかになり、途中でページをめくる手を止められなかった。完全に世界観、状況を飲み込めてないけれど、先が気になって仕方がない。 ちなみに、この本はあまりメジャーじゃないのか、本の姫は一巻しか地元図書館に置いていな...
2人の主人公、アンガスと「俺」。どちらの過去も壮絶な展開の中で明らかになり、途中でページをめくる手を止められなかった。完全に世界観、状況を飲み込めてないけれど、先が気になって仕方がない。 ちなみに、この本はあまりメジャーじゃないのか、本の姫は一巻しか地元図書館に置いていなくて(それも閉架扱い本だった)。二巻以降は相互貸借本で遠く離れた図書館からお取り寄せしながら、ゆっくり読もう…って思ってたのに一気読み。 あー、続きを借りるためにまた手続きをしなきゃ!この不便さも続きへの期待感を高められて悪くはない。
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主人公の結構凄絶な過去が明かされるが、文字探しの旅自体はのんびりしたもの。ただ最後になって急展開を告げる。もう一つの物語に出てくる天使たちが出てきて、天使なのに悪い奴らなんだよねえ。登場人物たちに結構入れ込まされる。文字回収というあたりの理屈がいまいち分かりにくいなあ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「だから今だけは許して欲しい。君と一緒にいることを――君の傍にいて、君を守ることを――どうか許して欲しい」 内容紹介です。 病に倒れた母のため、一度は捨てたはずの故郷へ、七年ぶりに〈姫〉と帰るアンガス。記憶を失い、やがては死に至るという〈忘れ病〉は、母だけでなく、すでに街全体を蝕んでいた。初めて見る不吉な病に文字の気配を感じる二人だが――!?一方、バニストンで彼の帰りを待つセラに、エイドリアンは語り始める。アンガスの過去を、そしてその背負う運命を……。シリーズ急展開! アンガスの過去が痛い。どうしようもなく痛い。 誰にも理解されずに、誰からも必要とされず、ずっと孤独でどうしようもなくて。 ただ一人味方してくれた人ですら、失って。 それでも尚、そこから立ち上がって非暴力主義を貫いて、恨んだり憎んだりすることよりも、信じたり赦すことを自らに課す強さは憧れるよりも痛ましさを感じさせます。 世界の命運という、この世の誰もが背負うものではないものを背負ったからこそ、きっとアンガスはもう一度立ち上がれたんだと思います。 それは裏を返せば、そういった重すぎるものを背負わなければならないほどに絶望していたということなんだと思うんです。 絶望を知っているからこそ、信じる事の大切さを知っている。 そんなアンガスがこれからきっとしなくてはならなくなるであろう、選択が、彼をも幸せにするものであればいいなと思います。 話としては・・・うーんどうなんだろう。 どんな結末が待っているのかは気になりますが、デビュー作のようにはページを繰る手が止まらないわけではない、かな。
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