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走ル

羽田圭介【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2008/03/15
JAN 9784309018584

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商品レビュー

2.6

31件のお客様レビュー

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2020/03/30

若いって、すごいね。男子高校生のひと夏の冒険。オールした体でそのままロードバイクで東京からひたすら北へ突っ切る旅。公園で野宿しても次の日疲れはスッキリ。ありえない回復力・体力が眩しい。それにしても親はのっぺらぼうのような存在だし、彼自身もそんなにイイコでもないのが爽やかロードノベ...

若いって、すごいね。男子高校生のひと夏の冒険。オールした体でそのままロードバイクで東京からひたすら北へ突っ切る旅。公園で野宿しても次の日疲れはスッキリ。ありえない回復力・体力が眩しい。それにしても親はのっぺらぼうのような存在だし、彼自身もそんなにイイコでもないのが爽やかロードノベルとはちょっと違う。東京から青森まで行ったのに、何の観光もしなければ出会いもない。走ルのみ。いっそ清々しい。読んでいると途方もなく羨ましくなるような、「バカなの?」と言いたくなるような不思議な読後感。でもこういうの嫌いじゃない。

Posted by ブクログ

2016/11/28

家族の乗る車の修理をした時 修理屋の担当者からこんな事を言われる 「・・・あ、あと、こんな物がトランクと後部座席の間に挟まっていました」 それは、ロードレーサー(自転車)の携行修理道具だった。 主人公が小学校6年の時に近所のお兄ちゃんから譲ってもらったものだ。 陸上部に所属する高...

家族の乗る車の修理をした時 修理屋の担当者からこんな事を言われる 「・・・あ、あと、こんな物がトランクと後部座席の間に挟まっていました」 それは、ロードレーサー(自転車)の携行修理道具だった。 主人公が小学校6年の時に近所のお兄ちゃんから譲ってもらったものだ。 陸上部に所属する高校2年の主人公(本田)は、そのロードレーサー(BIANCHI)に乗って、とにかく北に向かって走る。 陸上部員の仲間や、最近付き合い始めた瀬名。 小学校時代の同級生の鈴木さん。 ケイタイの電池を気にながら、嘘のメールのやり取りを繰り返す。 鈴木さんへの良からぬ期待?。。。 自分にとって本当に大事な人は? 第139回 芥川賞候補作。 (市図)

Posted by ブクログ

2016/06/28

スクラップアンドビルドがなかなか面白かったんで羽田クンをチョイス。 家で眠っていたレース用自転車で行き当たりばったりの旅をするロードノベルなのだから疾走感はあって然りなのだがそれでもこのほとばしる感覚は読んでいて気持ち良い。 そのわりには中途半端な終わり方に???と思っても見たが...

スクラップアンドビルドがなかなか面白かったんで羽田クンをチョイス。 家で眠っていたレース用自転車で行き当たりばったりの旅をするロードノベルなのだから疾走感はあって然りなのだがそれでもこのほとばしる感覚は読んでいて気持ち良い。 そのわりには中途半端な終わり方に???と思っても見たが筋肉バカの高校生がツールドフランスに触発されて…の設定なのだからまぁ良しとしておこう。 やはりひとり旅は素晴らしい!などとありきたりに思ってもみたりもするのだがそんなセンチメンタルをぶっ壊してしまうのは間違いなくケータイの存在、孤独のなかで自分を見つめ直すなんてことはもうムリな時代になってしまったのだな

Posted by ブクログ

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