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地獄の思想 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 1967/06/25 |
JAN | 9784121001344 |
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地獄の思想
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商品レビュー
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5件のお客様レビュー
2016年8月30日読了。日本の仏教や、源氏物語から太宰治までの主要な日本文学に読み取れる「地獄の思想」について語る本。インド・中国より伝わった仏教が日本のスーパースター・法然や親鸞などの個性でより奥行きのあるものに変化し、その深さが文学にも表れている、とする議論はなかなか面白い...
2016年8月30日読了。日本の仏教や、源氏物語から太宰治までの主要な日本文学に読み取れる「地獄の思想」について語る本。インド・中国より伝わった仏教が日本のスーパースター・法然や親鸞などの個性でより奥行きのあるものに変化し、その深さが文学にも表れている、とする議論はなかなか面白い。ただ、前半の仏教の変遷に関する分析はすんなり読めるが、後半の能や文学への言及は著者の思い入れ過剰に感じられ、やや眉唾な印象を受ける…。「天国の思想」では本が作れる気がしないけど、「地獄・死」に関してはこれだけ語る内容があるというのは面白い。
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源氏物語、平家物語、世阿弥、近松門左衛門、宮沢賢治の作品から地獄の思想を読み説くのが本書の内容なのですが、僕はそういうのを求めていたわけじゃないので、ちょっとがっかりでした。 『地獄の思想』というタイトルから、地獄の体系と歴史が書いてあると思っていたのですが、どうもそれらは末節の...
源氏物語、平家物語、世阿弥、近松門左衛門、宮沢賢治の作品から地獄の思想を読み説くのが本書の内容なのですが、僕はそういうのを求めていたわけじゃないので、ちょっとがっかりでした。 『地獄の思想』というタイトルから、地獄の体系と歴史が書いてあると思っていたのですが、どうもそれらは末節のようです。 生の中に地獄あり。愛欲、人情、義理に見る個々人の葛藤こそが地獄であり、死によって罪を贖い、来世に希望を託すのは、まさに仏教思想の真髄ですが、『割りとキリスト教と似てるんじゃね?』と、表面的には現世が辛く、死後報われる世界観という共通点があります(大雑把に言えば)。 宮沢賢治の修羅の世界(食う・食われるの連鎖関係から離れたいという気持ち)など、んーなるほどなぁと唸る部分もありますが、全体的には何か物足りない感じを受けました。生きながらの地獄を見てきましたが、どこか他人事で、人によって人生が天国だったり地獄だったり、色々あるなぁ~と改めて思いました。 僕の評価はAにします。
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[ 内容 ] [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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