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贖罪(上) 新潮文庫

イアンマキューアン【著】, 小山太一【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2008/02/28
JAN 9784102157237

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商品レビュー

4.2

32件のお客様レビュー

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2023/10/15

▼ここ何年も、ずーっと「マキューアンを読んでみたい、読もう」と思っていて果たせず、ようやく実行できました。 ▼近所のブックオフで買って読んだんですが、正直この上巻の前半は辛かった・・・ ・1930年代かな? ・イギリスの郊外の、金持ちの別荘かな? ・主人一家と、その親...

▼ここ何年も、ずーっと「マキューアンを読んでみたい、読もう」と思っていて果たせず、ようやく実行できました。 ▼近所のブックオフで買って読んだんですが、正直この上巻の前半は辛かった・・・ ・1930年代かな? ・イギリスの郊外の、金持ちの別荘かな? ・主人一家と、その親戚たちが集まって何かパーティみたいなことをしようとしている。 ・そんな中の、ひとりひとりを(主に10代の子どもたち)人物紹介的に描いていく という感じですが、文章がなかなかこねくった長文が多く、物語内で事件が起こらない。正直、挫折しかかったんですが・・・。 ・その中に、金持ち一家の使用人の息子、という二十歳くらいの?青年がいて、金持ち一家の慈悲でいい学校に通わせてもらっている。名をロビー・ターナー。 ・このロビーが、金持ち一家のお嬢さんと、良い仲になる。 ・だが、なんと、痴漢、強姦、の・・・罪に問われる。のだけど、これははじめから冤罪。であることは読者はわかっている。 という展開を見せてきて、終盤は面白くなりました。 下巻に期待。

Posted by ブクログ

2021/03/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 たった一言で、姉とその恋人の人生を台なしにした少女の”償い”の物語。  1935年の夏の暑い日、13歳のブライオニーは幼なじみの青年ロビーから姉のセシーリア宛ての手紙を託され、好奇心からそれを盗み読みしてしまう。その内容に衝撃を受けた彼女はロビーを姉から遠ざけようと考えるが、その日の夕方2人が密会しているのを目撃。セシーリアとロビーは互いの気持ちを確かめ合っていたのだが、難しい年頃のブライオニーはロビーに強い嫌悪感を覚える。  そして夜遅くに、ブライオニーの従姉・ローラが屋外で男に襲われる事件が発生。犯人の顔を見ていなかったにも関わらず、ブライオニーはロビーがやったと警察に証言してしまう。作家になることを夢見る少女の、自分が作り上げた正義の妄想に浸る危うさと思春期特有の潔癖さ、頑ななまでの思い込みによってロビーは刑務所送りとなる。  上巻ではロビーにとって「運命を変えた悪夢の一日」が、優雅で格調高い文章によってゆったりと描かれる。その緩やかな時間の流れが、彼の人生を狂わせたものがほんの些細な選択ミスであったことを残酷に際立たせていき、ふと自分の日常生活の中でも「取り返しのつかない言葉」を放つことへの恐怖を実感させられる。

Posted by ブクログ

2019/04/05

何という長い序章だったのだろう。ここまで来て、やっと物語は動き始める。社会階層と恋愛、思春期、家族。これらのテーマがないまぜになって、それぞれの思惑は交わることなく、物語は太い骨格を表し始めた。 とにかく人物、心情描写に舌を巻く。

Posted by ブクログ

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