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生きがいについて 神谷美恵子著作集1

神谷美恵子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 1980/06/25
JAN 9784622006312

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生きがいについて

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商品レビュー

4.3

9件のお客様レビュー

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2023/04/03

【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BN0029053X

Posted by ブクログ

2021/08/22

生きがいについてここまで深く考えられた本にあったことがなかった。長くて最後まで読めなかったがもう一度じっくり最後まで読み返したい。

Posted by ブクログ

2021/02/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

生きがいとは何なのか、どのように奪われ、獲得されるのか、精神への影響はどうか、ということについてハンセン病の療養所での調査や様々な文献をもとに考察する。柔らかく、読みやすい文章でありながら、経験に基づいた深い洞察による奥行きがあり、読み進めるにしたがって心が澄んでいく。引用される数々の詩や文にうたわれる生への叫びに共鳴するようになる。 人間が生まれてくることに理由はあれど意味はないけれど、人生において意義が見つけ出せなければその生は死んでしまう。生物として、個々の人生に意義なんて無くたっていいはずなのに、とても不思議だ。いままで「生きがい」というのはあまりピンとこない言葉だったが、「夜と霧」や「自由意志の向こう側」などを経て、やっと私も焦点が合ってきた感じがする。 今までの生の基盤が根こそぎ取り去られることで、闇の中で生きがいという問題に否応なしに対峙させられる人々のどす黒い苦しみ、そしてそこから立ち上がってくる光の眩しさ、持続する強さというのが非常に面白い(語弊がある)し、すごく理解できてすとんと心に落ちた。闇、穴、光、稲妻、という異なる文化圏でも共通するモチーフというのも興味深い。 宗教について書かれたくだりは特に納得できるもので、宗教的な要素が日常においても普遍性を持つことの指摘、「非合理的な気休めと慰め」に終始するものではなく(それだけでも苦悩する人々には多大な価値があるとも認めつつも)、「『意味への欲求』という人間の心の根づよい渇望にこたえるもの」として、人格と世界観の骨組みとなる積極的な意義を認めているのは感銘を受けてしまった。 「死刑囚にも、レプラのひとにも、世のなかからはじき出されたひとにも、平等にひらかれているよろこび。それは人間の生命そのもの、人格そのものから湧きでるものではなかったか。一個の人間として生きとし生けるものと心をかよわせるよろこび。ものの本質をさぐり、考え、学び、理解するよろこび。自然界の、かぎりなくゆたかな形や色や音をこまかく味わいとるよろこび。みずからの生命をそそぎ出して新しい形やイメージをつくり出すよろこび。……」 生への意欲が完全に失われ、見つからず、暗闇に沈む人の中から浮かび上がるこうした衝動の美しさには目を見張るものがある。内省的な人のエッセイが好きなのだが、それはこうした繊細でありつつ力強い感性に触れたいからだと思う。 この本もまた読むと思う。

Posted by ブクログ

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