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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2007/10/15 |
JAN | 9784062758574 |
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十角館の殺人 新装改訂版
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商品レビュー
4.2
2020件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この度実写化されたこともあり、再び原作に興味を持って再読。 初めて読んだのは中3の夏前だったと記憶していますが、読了後の衝撃が今でも忘れられません。 「衝撃の結末」「ミステリ史上に残る大トリック」という謳い文句は決して過言ではなく、本作を読む前と後で自分の中の”ミステリ観”が180度変わったと言っても良い程の内容でした。 俗にいう「館シリーズ」、そして他の綾辻作品に興味を持つきっかけとなった1冊です。 今回再読するにあたり、中3当時よりもより細かく、”あの一行”に至る伏線をひとつ残らず探すつもりで読んでみました。 流石に全ては見つからなかったものの、序盤からヴァンと守須が同一人物であることを示唆するような伏線を発見。 二人とも同じ銘柄のタバコを吸い、同じく体調が悪いことを伺わせる。 他にも守須(と江南)は件の三次会に行っておらず、ヴァンも三次会に行ったとは明言されていない。 これくらいしか見つかりませんでしたが、もっと読み込んでいる人は守須の住んでいるマンションの所有者=不動産業を営むヴァンの叔父などと推理していたようで、その読解力に驚かされます。 内容としては、ミステリファン好みの”クローズドサークル”もので、 閉ざされた孤島と本土、二つの視点で物語が進みます。 それぞれのパートの登場人物は別人というのは読者の思い込みでしかないのですが、まさか孤島の中の人物が本土でもアリバイ作りを行っていたとは初見で見抜くのは至難の業でしょう。 また、孤島で殺害されていくミス研のメンバー達も皆個性的な面子ばかり。 この中で次に誰が殺されるのか、そして犯人は誰なのかといった興味を持って読み進められます。 動機がやや弱い気がしますが、それを補って「日本ミステリ界に変革を齎した」といえるだけの衝撃を読者に与えたと思います。 これを機に、他の館シリーズも読み直してみます。
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登場人物の個性がちゃんとあり、誰が誰かわからなくなる現象は起きなかった。 結構身構えて読んだのに、あっさりトリックに引っかかってしまった。 私は思い込みを持って読んでしまっていたけど、柔軟な思考の人なら推理して犯人を当てることができただろうなと思う。 ただ動機や本筋以外の部分で、...
登場人物の個性がちゃんとあり、誰が誰かわからなくなる現象は起きなかった。 結構身構えて読んだのに、あっさりトリックに引っかかってしまった。 私は思い込みを持って読んでしまっていたけど、柔軟な思考の人なら推理して犯人を当てることができただろうなと思う。 ただ動機や本筋以外の部分で、「あれは何の意味が?」と釈然としないところがあるので、もう一度じっくり読み返したい。
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島と本土、○日目などと分かりやすく章が区切られているため、ミステリーなのに読みやすい 時系列や場所も分かりやすく記されていて、それぞれのトリックの種明かしも詳細に書かれている 島にいる登場人物はニックネームが当てられているので最初は少し複雑で想像に労力を使うが、例の一文のため...
島と本土、○日目などと分かりやすく章が区切られているため、ミステリーなのに読みやすい 時系列や場所も分かりやすく記されていて、それぞれのトリックの種明かしも詳細に書かれている 島にいる登場人物はニックネームが当てられているので最初は少し複雑で想像に労力を使うが、例の一文のために、それぞれのパーソナリティや立ち姿をイメージしながら読んで欲しい
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