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残虐記 新潮文庫

桐野夏生【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/新潮社
発売年月日 2007/07/30
JAN 9784101306353

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商品レビュー

3.6

228件のお客様レビュー

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2024/03/29

少女誘拐監禁事件の被害者であることを告白した手記を残して失踪した作家。 彼女を誘拐したケンジ、ケンジの隣人ヤタベ、検事の宮坂に父母…彼らの存在すべてが幾重にもフィクションの膜に覆われていて人物像が定まらない。 手記自体がフィクションなのではないか、もしくは、これを編集者に託すとい...

少女誘拐監禁事件の被害者であることを告白した手記を残して失踪した作家。 彼女を誘拐したケンジ、ケンジの隣人ヤタベ、検事の宮坂に父母…彼らの存在すべてが幾重にもフィクションの膜に覆われていて人物像が定まらない。 手記自体がフィクションなのではないか、もしくは、これを編集者に託すという体をとった夫のフィクションなのではないか…といった疑念が邪魔して、なかなか解読できないもどかしさがあった。

Posted by ブクログ

2024/03/24

10歳の少女が変質者に誘拐され、犯人が勤める町工場の寮の一室に一年以上拉致される。隣室の住民に助けを求めるが、精神障害の犯人を使嗾する共犯者であり、盗視常習者で発覚直前に逃走し行方知れず。少女は救助、解放されても世間の好奇の目に晒される。事後捜査でも拉致されていた状況や実態は一切...

10歳の少女が変質者に誘拐され、犯人が勤める町工場の寮の一室に一年以上拉致される。隣室の住民に助けを求めるが、精神障害の犯人を使嗾する共犯者であり、盗視常習者で発覚直前に逃走し行方知れず。少女は救助、解放されても世間の好奇の目に晒される。事後捜査でも拉致されていた状況や実態は一切語らず、うちに籠り妄想の世界に浸る。両親は彼女の救助を機に離婚し父は再婚する。少女は母親と生活するが娘への防御衝動が昂じて二人の気持ちは離れる。取調べや裁判は被害者の証言がないまま行われ、犯人は長い懲役刑に服する。彼に対して秘密の一年間をともにした連帯感のようなものが芽生える。沈黙を通す彼女に担当の検事がいきさつや犯人への心理を想像すべく接触を繰り返し、二人は後に結婚することになる。事件のことが世間から忘れられた頃、彼女は若くして小説を書き、その描写の迫力が世間に衝撃を与える。作家として生活するある日、突然、事件の真相や心理を綴った小説(記録)を出版者に届けるよう夫に依頼して失踪する。 この小説は彼女が失踪するにあたって残した記録の物語であり構成も奇抜で面白い。被害者である少女の目を通した事件のあらましであり心の軌跡である。 桐野夏生が少女拉致という状況を設定し逃げ場のない心の閉塞感を描いた心理小説である。

Posted by ブクログ

2023/09/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

誘拐、監禁された少女が小説家になり失踪した。 最後までわからない真実。 謎が想像を読んでこんな終わり方もいいなと思った。

Posted by ブクログ

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