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学力を育てる 岩波新書

志水宏吉(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 2005/11/21
JAN 9784004309789

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学力を育てる

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商品レビュー

3.8

23件のお客様レビュー

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2019/01/20

「学力とは何か」「子どもの学力を伸ばすにはどうしたら良いか」を考えるとき、一度は読んでおいた方が良い本。ただし、具体例が関西の学校に限られている点が少し物足りないのと、発行年が少し古いため、特に教員の長時間労働問題については全く触れておらず、そのため「効果のある学校とは」の議論は...

「学力とは何か」「子どもの学力を伸ばすにはどうしたら良いか」を考えるとき、一度は読んでおいた方が良い本。ただし、具体例が関西の学校に限られている点が少し物足りないのと、発行年が少し古いため、特に教員の長時間労働問題については全く触れておらず、そのため「効果のある学校とは」の議論は今の時代には合わなくなってしまっている点が少し残念。

Posted by ブクログ

2017/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 学力低下論争の収束期たる2005年後半、それまでに百家争鳴の観があった学力低下問題・学力の定義・学力低下の原因・学力を増進させる方略などについて、本書はデータに基づく回答を与えようとするものだ。  学力のイメージ化から、家庭・学校・地域の役割、調査データに伴う学力の現状まで広範に論じられている。  この中で、調査データと力のある学校の内容が興味深い。学力低下の実態を一言で言えば、二こぶラクダ化と非通塾層の顕著な落ち込みであろうか。  また、力のある学校とは、集団づくりを重視しつつ、学習内容の定着を図る試みをする学校といえる。本書はこれを提示しているのだ。

Posted by ブクログ

2015/11/08

この本によると、そもそも日本で使われる学力という言葉は日本独特のもので、英語で同じニュアンスを指す単語を見出すのは難しいらしい。 なるほど、私たちは「学力」と聞くと、ペーパーテストや高校・大学入試のような点数化できるものを想像する。だが、これほどまで日本人を悩ませ、一喜一憂させる...

この本によると、そもそも日本で使われる学力という言葉は日本独特のもので、英語で同じニュアンスを指す単語を見出すのは難しいらしい。 なるほど、私たちは「学力」と聞くと、ペーパーテストや高校・大学入試のような点数化できるものを想像する。だが、これほどまで日本人を悩ませ、一喜一憂させる学力という概念は、世界標準ではなかった。世界では判断力や思考力といったものを含めて、もっと広い捉え方がされている。 「データや根拠にもとづかない主張はしない」 著者の持ち味は既成概念や学界の狭い枠にとらわれずに、物事の本来の状況を的確にわかりやすく捉えようとする視点であり、また、自分の考えのよりどころを現場から得ようという、頭だけでなく足も使った研究姿勢。だから書いている内容は理解しやすく、突飛さがない。 一般に「親が高学歴ならば子どもの学力は高い」「親の収入が多いほど子どもの学力は高い」というようなことをよく聞く。確かに全体から見た傾向ではそれは正しいだろう。 しかし著者はフィールドワークの結果「親が学歴でも収入でも恵まれていない家庭が多い学校で、それらが恵まれた学校を上回る成績を出す学校」の存在を発見した。 教師が個人でなく集団で取り組み、そして家庭訪問などで学校外もフォローする…地道で単純で即効性があるわけじゃない。だけど、学校が家庭が地域が同じ方向を向いて協働した結果、従来の説なんか蹴り飛ばすかのような痛快な結果につながった。 子どもの学力を上げようとするのなら、塾に通わせ、家庭教師をつけて…といったことをすればいいのは素人でもわかる。それが経済的理由などで全員ができるとは限らないから問題なのであって、今の日本教育の危機には、そんな当たり前の処方箋は意味がない。本当に現場の視点から出た、現場の状況に応じた柔軟な提案。それこそが私たちみんなの求めているものだし、実践できるもののはずだから。 ただし志水先生も「これは特効薬やマジックじゃない」とは認めている。つまり、このやり方で成果が出せるなんて何の保証もないってこと。じゃあどうすればいい?その答えの導出を志水先生だけに負わせるのは酷だろう。「学力」を本当に広い世界標準の意味で捉えて教育を大きな視点で考えれば、選択肢が何百通りもあるテストを解くように正解が見えない。だから政治家や評論家の口先だけの論調は虫酸が走るし、志水氏のような現場とつながった研究者を待望する。 (2011/6/19)

Posted by ブクログ

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