1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

ベートーヴェンの生涯 岩波文庫

ロマン・ロラン(著者), 片山敏彦(訳者)

お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する に追加 に追加する

定価 ¥792

¥220 定価より572円(72%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 1938/11/15
JAN 9784003255629

ベートーヴェンの生涯

¥220

商品レビュー

3.8

30件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/02/20

ベートーヴェンが作品のほとんどを耳が聞こえない状態で書いたのに驚いた 古めの文体がベートーヴェンのイメージと合っていてよかった

Posted by ブクログ

2023/11/13

歴史というのは証明であり、我々の灯火なんです。 実際にどんな苦難にも打ち倒されずに歩みきった人間がいるのだということ。 この作品を読むと、不幸であることがことごとくベートーヴェンを前に進ませたのだということがわかると思います。 彼ほど思い悩んだ人間はいない。でも彼ほど偉大な...

歴史というのは証明であり、我々の灯火なんです。 実際にどんな苦難にも打ち倒されずに歩みきった人間がいるのだということ。 この作品を読むと、不幸であることがことごとくベートーヴェンを前に進ませたのだということがわかると思います。 彼ほど思い悩んだ人間はいない。でも彼ほど偉大なことを成し遂げた人間もいない。 ベートーヴェンを常に支えていたのは信仰なわけですが、だからこそあのコーラル・シンフォニーと呼ばれる第九交響曲に対して拘ったんですね。最後まで声楽の部分をいかに仕上げるのかを悩み続けた。 それは神の創造物である我々が奏でる音楽であったためなんです。 つまり、彼の中心軸はそこにあった。だから身に降り注ぐ不幸は彼を一時悩ませはしたけど、それが結果的に彼に最大の「歓喜」を与える源泉ともなったんです。 「彼の力は悲哀と戯れているように見える」と。これこそがロマン・ロランの素晴らしい所で。 つまり悲哀が悲哀ではなくなっているのだということなんです。彼ほどの不幸は普通は無いわけだけど、彼の作曲した作品を聴けば、その悲哀が全て昇華されていることがわかる。 人間は闘うことで勝利を得る。闘わない者には勝利は無い。ならば、過酷な戦闘をした者は巨大な勝利を得るということなんです。 不幸というのは実は悪いことじゃないんですよ。ただこういう風に言っても誰にも通じないけど。 でも本当にそれがわかると、人間は「不幸と戯れる」ことが出来るんです。面白いんですよ。まあ、今はみんな不幸を異常に嫌いますからね。私のような人生のベテランになると面白い。不幸が不幸でなくなる。 で、自分の中に不幸が無くなると、他人の中の涙が見える。誰もが辛い思いをし、涙を抱いていることがわかる。歴史は涙の歴史なのだということがわかる。 人生というものが素晴らしいものなのだということがわかります。 ベートーヴェンは不幸を乗り越えようなどとは考えていないんですね。ただひたすらに神、信仰のために曲を創りたいと考えていた。 私はいつも役目を果たす人間になれと言っているんですが、それがどんなことも転換し、価値に変換する生き方になるからなんです。 転換できるのだから、何も恐れることは無いんです。最後には死ぬだけなんですから。 ここがポイントなんですね。自分が価値あることをし続けることなんです。 「私は、はっきりとみせてやりたい。真実高貴なる行為によってのみ、人は不幸に堪えうるものなのだといふことを」(ベートーヴェン「ウィーン市議への言葉」1819年2月1日)

Posted by ブクログ

2023/03/02

ベートーヴェンについての理解が深まる一冊でした。 苦難な人生の中でも音楽への情熱を絶やさなかったベートーヴェンの言葉が熱い。 「悩みを突き抜けて歓喜へ至れ」

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品