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ワイルド・スワン 新版(上) 講談社文庫

ユン・チアン(著者), 土屋京子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2007/03/01
JAN 9784062756600

ワイルド・スワン 新版(上)

¥220

商品レビュー

4.4

38件のお客様レビュー

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2021/01/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読むのにとにかく時間がかかる。見聞きしたことがある単語がリアリティーを持ってストーリーとして流れていくから。そしていつも私たちが知る戦争はこちら側で、あちら側から知ろうとしたことはあっただろうか。子を持ち、この本に出会い、母として読むことができてよかった。 著者の曾祖母まで遡りストーリーは始まる。まだ纏足が磐石な人生を歩むための必須要件だった時代から。 女性はいつだって苦難の道を歩んできている。私たちの祖先も苦難を乗り越えて生き延びてくれたからここにいるのだけど、この本を読みながら、私はこんなに平和に暮らしてていいものだろうかと度々不安に襲われた。 物語の主役になる彼女らだから当然ではあるが、とにかくパワフル、そして待ち受ける逆境がすごい。それらを乗り越えて、子孫を残していく。そりゃ中国のDNAはすごいよと思う。バイタリティー、負けん気の精神、半端ないだろうよ。 上中下と3巻あるのに、えーもうここまで進んじゃうの?この先どうなるの?と大興奮の中上巻読了する。

Posted by ブクログ

2021/01/10

30年近くぶりに再読。3代に渡る近現代中国における庶民の生活が豊かに描かれている。 住民同士を監視させ合う手法はナチスドイツ、東ドイツやソ連などと共通しており、人間の本質的を利用した恐怖支配というのを改めて認識。 また、どんな環境下にあっても、多くの人は知識と本を求めているのだと...

30年近くぶりに再読。3代に渡る近現代中国における庶民の生活が豊かに描かれている。 住民同士を監視させ合う手法はナチスドイツ、東ドイツやソ連などと共通しており、人間の本質的を利用した恐怖支配というのを改めて認識。 また、どんな環境下にあっても、多くの人は知識と本を求めているのだと感じた。

Posted by ブクログ

2019/04/14

本書を読んでいる間、ずっと険しい顔になってしまう。纏足のことは知っていたが、詳細な描写は読むに耐えない。戦争中とはいえ、日本人の残虐さが酷すぎる。張作霖氏の名前が少し出てきたのには驚いた。浅田次郎氏の「マンチュリアンリポート」以来である。

Posted by ブクログ

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