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街道をゆく(4)
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街道をゆく(4)
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
賤ヶ岳の戦いで有名な…
賤ヶ岳の戦いで有名な余呉湖に行きます。私も行ったことがありますが、琵琶湖の山一つ挟んだすぐ向こうにもう一つ湖があるなんて驚きでした。
文庫OFF
日本各地の街道を通り、かの地にまつわるエピソードをそれこそ太古から近代までの幅広い時代の知識を交えて紹介されているので、エッセイとしても歴史や地理の教科書としても面白い。
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天皇関連事情を話題にするのは周知でありきたりになりがちだから、できるだけ避けた司馬先生だったが。京都山国陵で「葬られる後土御門天皇…在位中に応仁の乱が起こり…在位三十七年の長きに及んだのは譲位する費用がなかったからである。/崩御しても四十九日の間、遺体は放置されていた、棺を買えず桶が使われた…中世末期、皇室の困窮はクロムウェルがチャールズ一世の首を刎ねたほど劇的でなくとも象徴的である」戦国の実力主義の準備/謎の多い継体天皇が敦賀出身で五十九歳ということからこの地方の軍事力が百済陥落後の防衛体制と21年後の磐井の乱に関わったのではないかと推測。 まだ40代で食欲旺盛、司馬先生の同時中継としても読める。須田画伯が良い味出しているし、イニシャルA、Sの担当記者も本名がわかるが、それより朝日新聞社の調査力(?)、地方に偏固というか信念を持つ好事家が居て、先生もタジタジと新聞記者に戻ったかのよう。観光客を拒絶する寺院がある。ほか夢あきらめて故郷の丹波で家業を継ぐと言う息子に父は「酒は身体の油だ」と言った、「酒を飲まないとやりきれない」と解説されている。昨今ほど地方で情報源や人的交流がある時代ではない。孤立に耐えるから偉大な変人が生まれるのかも知れない、 文化の多様性と裏腹に本州各地に「小京都」と名乗る中央憧憬。
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