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安心して絶望できる人生
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安心して絶望できる人生
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商品レビュー
3.9
16件のお客様レビュー
半分は向谷地さんたちがなぜ当事者研究を始めたのか、その経緯と方法について。残りの半分は実際の当事者研究の内容。残りについては飛ばさせてもらった。 いかに自分たちがよく生きるか、そのために常識に囚われないよう徹底しているか、よくわかる内容だった。 弱さの情報公開という概念は、常...
半分は向谷地さんたちがなぜ当事者研究を始めたのか、その経緯と方法について。残りの半分は実際の当事者研究の内容。残りについては飛ばさせてもらった。 いかに自分たちがよく生きるか、そのために常識に囚われないよう徹底しているか、よくわかる内容だった。 弱さの情報公開という概念は、常識を大きく覆す考えだ。生きて行く上で順調に問題にぶつかっていって、そのときには人に頼れば良い。生活の知恵を教えあうように、よく生きるためのノウハウを発信して共有していく。 同じように、自分だけでは決めない、といった態度も、人との繋がりがあった上でこそ、人は力を発揮できるという考え方が元になっている。孤独は無力なのだ。 当事者研究は相当やり込んでいるなという印象を受けた。なぜなら、自分の病状を自分の言葉で語ることができているからだ。そこまで話せたらもう治っているかそうでないかわからないレベルだ。
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途中途中で、精神疾患の現実を知れる面白い章があるけど全体的に見ると少し読みづらい文章だったからこの評価。同筆者のべてるの家から吹く風はとても面白かったから、期待値が高かったのかもしれない。もう少しswの援助技術の話を聞きたかった。
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精神病に対するアプローチとして個人の治療からではなく病気のままでも社会との接点を見出すことに重点を置いた活動の紹介である。精神を患っている人向けの人間関係の理想的な築き方として「人間関係を使い捨てる」という手段。なかなかに有効である。また過度に期待されない工夫など健常者にとっても...
精神病に対するアプローチとして個人の治療からではなく病気のままでも社会との接点を見出すことに重点を置いた活動の紹介である。精神を患っている人向けの人間関係の理想的な築き方として「人間関係を使い捨てる」という手段。なかなかに有効である。また過度に期待されない工夫など健常者にとっても社会的サポートの面でヒントになる。
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