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芸術の設計 見る/作ることのアプリケーション

岡崎乾二郎【編著】

¥6,490

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フィルムアート社/フィルムアート社
発売年月日 2007/05/31
JAN 9784845907069

芸術の設計

¥6,490

商品レビュー

4

7件のお客様レビュー

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2015/03/03

 コンピューターやソフトウェアの登場によって、多くの人が、同一のインターフェイスを用いながらも、多種多様なジャンルの作品を生みだすようになりました。本書では音楽、建築、ダンス、美術の4つのジャンルについてそれぞれ「技術から表現形式を読み取る」ことを目的として論が展開されていきます...

 コンピューターやソフトウェアの登場によって、多くの人が、同一のインターフェイスを用いながらも、多種多様なジャンルの作品を生みだすようになりました。本書では音楽、建築、ダンス、美術の4つのジャンルについてそれぞれ「技術から表現形式を読み取る」ことを目的として論が展開されていきます。  私たちは普段芸術作品を鑑賞するときには、「こんな材料で作られている」「こういうモチーフが使われている」という具合に目に見える「表現」に目が行きがちです。しかし本書ではそれが生み出されるもととなる「技術」に着目することで、多様なジャンルが存在する芸術において共通する、普遍的な要素を見つけ出そうとしています。また、巻末には初心者でも技術を学べるように、おすすめの書籍やソフトウェアの説明があり、まさにジャンルを超えて、技術を理解し、使いこなすための教科書になっています。 (ラーニング・アドバイザー/芸術 AKAGI) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1305138

Posted by ブクログ

2013/07/16

建築家がおすすめの本、ということで手に取りました。 建築、音楽、ダンス、美術の4つの分野を「設計」という観点から読み解いています。 特にそれぞれの分野でのコンピュータの役割に焦点が当てられているのですが、俗に言う「IT万歳!」の風潮とは一線を引いています。 コンピューターの...

建築家がおすすめの本、ということで手に取りました。 建築、音楽、ダンス、美術の4つの分野を「設計」という観点から読み解いています。 特にそれぞれの分野でのコンピュータの役割に焦点が当てられているのですが、俗に言う「IT万歳!」の風潮とは一線を引いています。 コンピューターの発展がいかに反面教師的にその分野の発展に貢献しているのか?が読んでいて興味がわきました。 内容も学術的な面もありつつ、著者の主張がはっきり分かる内容で、読んでいて気持ちがいい本ですね。 これから社会に出て行く美術系の学生さんに読んでもらいたい一冊です。

Posted by ブクログ

2012/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本を買いに新宿サザンテラスの紀伊國屋に行ったら十数冊平積みされていたのにまず驚いた。美大や専門学校の教科書にでもなっているのだろうか。2600円だから学術書としてみれば安い部類になるのかもしれないが。 タイトルからではちょっと内容を把握しづらいし、じっさいこういう原論的な話は案の定むずかしい。いわゆる芸術と呼ばれるものの主要分野である、美術・音楽・建築・ダンスの4つを技術論として読み解くというもので、「芸術は何によって構成されるのか」を問うていて、「芸術とは何か」を問うているわけではない。本書においては形式が内容に先行している。 自分なりにこの本の内容をひと言でまとめるとすると、「芸術とは本来、作者のインスピレーションによる極めて一回性的(つまり反復できない)なものだったが、それを反復・再現可能にしてきたプログラムは、どのように構成されるのか?、そしてそのアプリケーションの構成要素についての解説書」ということになるだろうか。 建築から音楽、美術、ダンスにいたるまで、それらを「可視化する」ための技術について説明されている。たとえば、音楽で言えば、コード表や楽譜、ムーグの周波数チャート、鍵盤楽器や弦楽器の配列、さらにはDTMソフトウェアのシーケンスがいかにしてルール付けされてきたかを執拗なほどに詳しく見ている。 芸術という、とても即興的で一回性の強い行為を、いかにルール付けしてアプリケーションとして成立させて反復可能なものとするか。芸術に直接携わることのない自分ではあるけれど、どれだけ多くの人々に感動や共鳴をもたらして気持ちの良いユーザー体験を実現するかという、メディア運営にもいくぶんか似た要素があることも確か。それにしても、ここまで綿密に史料を引っ張り出す筆者の熱心さに頭が下がるばかり。

Posted by ブクログ

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