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松本清張と昭和史 平凡社新書

保阪正康【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社/平凡社
発売年月日 2006/05/10
JAN 9784582853209

松本清張と昭和史

¥220

商品レビュー

2.7

7件のお客様レビュー

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2014/07/22

社会派のミステリ作家として知られる松本清張ですが、本書は二・二六事件を中心とする『昭和史発掘』と、占領期の歴史の謎に迫った『日本の黒い霧』の、清張の2つのノンフィクション作品の意義を論じた本です。 『昭和史発掘』については、昭和前期の軍事的テーマと非軍事的テーマを密接につながっ...

社会派のミステリ作家として知られる松本清張ですが、本書は二・二六事件を中心とする『昭和史発掘』と、占領期の歴史の謎に迫った『日本の黒い霧』の、清張の2つのノンフィクション作品の意義を論じた本です。 『昭和史発掘』については、昭和前期の軍事的テーマと非軍事的テーマを密接につながったものとして扱うとともに、マルクス主義的な枠組みを前提とすることなく、どこまでも実証的な方法で史実に迫ったものとして、高い評価が与えられています。 一方、『日本の黒い霧』については、清張の勇み足が散見されることを指摘しつつも、いわゆる陰謀史観とは一線を画して、占領期の闇をどこまでも追及しようとした清張の、執念ともいうべき強い意志を見ようとしています。 清張と同じく人気作家だった司馬遼太郎は、「司馬史観」と呼ばれるような独自の歴史観がありますが、本書を読んでも清張独自の歴史観というものはあまり見えてこないように感じました。「底辺からの視点」といった表現もなされていますが、それが清張の実証的な手法と具体的にはどのように関係しているのかというところを、もう少し詳しく知りたかったように思います。

Posted by ブクログ

2013/11/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

松本にとって、昭和前期は日々の生活に不安を感じながら地に足をつけて生きることを余儀なくされた時代といっていいだろう 格段の隔たりのある職業、身分、地位者間の親交あるは、その間何らかの企画あるものとして常に査察を行うを要す 

Posted by ブクログ

2013/07/18

古本で購入。 松本清張のノンフィクションが好きなので、タイトルに惹かれて読んでみた。 著者の保阪正康はあまり好きじゃないんだけど。 著者によると、清張は昭和史を「同時代を生きた庶民として」丹念に「記録」し、その底流には「怒り」があったという。 そういった松本清張の「史観」...

古本で購入。 松本清張のノンフィクションが好きなので、タイトルに惹かれて読んでみた。 著者の保阪正康はあまり好きじゃないんだけど。 著者によると、清張は昭和史を「同時代を生きた庶民として」丹念に「記録」し、その底流には「怒り」があったという。 そういった松本清張の「史観」の分析や、取り上げられた『昭和史発掘』『日本の黒い霧』の粗筋はなかなかおもしろい。 だけど個々の事件を清張がどう見たかについての分析は少し甘いような…? 「清張の見方には大きな誤りがあるが、書いた当時を考えれば充分に評価できるし見習うべき点はある」というのは間違いないんだろうけど、どこか薄い。 「清張史観」に対する著者のスタンスが曖昧と言うかなぁ。 なので星2つ。

Posted by ブクログ

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