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百物語 手塚治虫名作集3

手塚治虫(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ホーム社
発売年月日 1990/03/01
JAN 9784834280036

百物語

¥220

商品レビュー

4.5

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2011/09/06

戦国時代、お家騒動に巻き込まれた勘定方の一塁半里は、魂を妖怪のスダマに売り渡す約束をし、不破臼人という別人に生まれ変わり、天下を取る道を進む…。 表題作の「百物語」はもちろんのこと傑作だが、ここでは併録の短編「安達が原」が心に残った。 能の「黒塚」を下敷きにしたSF物語。かつては...

戦国時代、お家騒動に巻き込まれた勘定方の一塁半里は、魂を妖怪のスダマに売り渡す約束をし、不破臼人という別人に生まれ変わり、天下を取る道を進む…。 表題作の「百物語」はもちろんのこと傑作だが、ここでは併録の短編「安達が原」が心に残った。 能の「黒塚」を下敷きにしたSF物語。かつては政府に反対する革命家だったユーケイは、流刑星送りにされ、六十年間を冷凍睡眠にされて、若い姿のまま地球に戻る。現在は宇宙調査官となり、惑星をめぐりながら革命政府の半分子を処刑する殺し屋となったユーケイは、老婆となり宇宙の片隅で人肉を食らいユーケイを待ち続ける、かつての恋人アンニーを、彼女とは知らず、処刑しにやってくる。 アンニーがユーケイと再会し、老いて変わり果てた自分の姿に嘆くシーン、ユーケイがアンニーを殺したあとに、アンニーが自分のためにこしらえた料理を手づかみで食べるシーンが素晴らしく、人間存在の痛ましさ、政治により運命を左右される庶民の苦しみがダイレクトに伝わってくる。 あらゆる解釈が可能で、何度でも再読に耐え得る傑作。 これほどの秀作が「少年ジャンプ」」という小学生も読む雑誌に掲載されたことに驚く。漫画というジャンルの奥行きの深さと柔軟さにあらためて感心すると共に、いまさらながら手塚治虫の才能に敬服する。

Posted by ブクログ

2008/04/24

手塚治虫版『ファウスト』の第2作。一塁半里(ファースト=ファウスト・ハインリヒ)から生まれ変わった不破臼人(ファウスト)の活躍と悪魔スダマの可愛らしさっぷり、そして物語構成の巧みさが相まって、隠れた名作です(別に隠れてもいないけれども)。 「あたし……、ご主人さまにメタメタに...

手塚治虫版『ファウスト』の第2作。一塁半里(ファースト=ファウスト・ハインリヒ)から生まれ変わった不破臼人(ファウスト)の活躍と悪魔スダマの可愛らしさっぷり、そして物語構成の巧みさが相まって、隠れた名作です(別に隠れてもいないけれども)。 「あたし……、ご主人さまにメタメタにポーなの」スダマのこの一言は名言すぎます。

Posted by ブクログ

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