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ドキュメンタリーは嘘をつく
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ドキュメンタリーは嘘をつく
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商品レビュー
3.9
12件のお客様レビュー
一気に読めた。面白い。 結局ドキュメンタリーというのは世間で認識されているほど“事実”に忠実でないわけで、そこには大きな制作者の作為が入っている。その作為こそが視聴する側が一番面白がるべきところで、作り手の意図を汲み取り、受け取ったメッセージで他の制作者との差別化を図ることの...
一気に読めた。面白い。 結局ドキュメンタリーというのは世間で認識されているほど“事実”に忠実でないわけで、そこには大きな制作者の作為が入っている。その作為こそが視聴する側が一番面白がるべきところで、作り手の意図を汲み取り、受け取ったメッセージで他の制作者との差別化を図ることの必要性がある…その根拠をもう少し書いてほしかった。(一言でいうと、媒介する人間の必要性って何?) “やらせ”かどうかは制作者の判断に委ねられる。っていうのがとっても面白かった。 この本が書かれた時代と今は、状況が違っているけども、本から伝わる葛藤はこの時代にもまだ残っていると思う。森さん、コロナをテーマに何か作ってくれないかなーーー!!!
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ドキュメンタリーという名のジャンルにある作品を木っ端微塵に打ち砕く---と思って読んだ本。ぜんぜん違いました。 ウーン、考えさせられる。そもそも著者は『ドキュメンタリというものはドラマと違いはないのだ』という観点から攻めてくる。演出、脚本、演技はドキュメンタリにもある。ただし、そ...
ドキュメンタリーという名のジャンルにある作品を木っ端微塵に打ち砕く---と思って読んだ本。ぜんぜん違いました。 ウーン、考えさせられる。そもそも著者は『ドキュメンタリというものはドラマと違いはないのだ』という観点から攻めてくる。演出、脚本、演技はドキュメンタリにもある。ただし、その元になっているのが、実際に起こったことを記録、あるいは起こると予想することを取捨選択し、ディレクタ(と呼ばれているのかな?)が表現するために使ったという手段が異なっている点だけ。ようするに素材が違う。これはやはり作る側の論理ではなかろうか?
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ドキュメンタリーと報道は全く正反対の性質のもの。 日本のテレビドキュメンタリーは客観性、中立性、公正中立主義、客観主義とうたうが、ドキュメンタリーは本来作者の主観が入りこむもの。撮る側と撮られる側の交流の中で、価値が生み出されるということ。 という主張にいままでモヤモヤしていた頭...
ドキュメンタリーと報道は全く正反対の性質のもの。 日本のテレビドキュメンタリーは客観性、中立性、公正中立主義、客観主義とうたうが、ドキュメンタリーは本来作者の主観が入りこむもの。撮る側と撮られる側の交流の中で、価値が生み出されるということ。 という主張にいままでモヤモヤしていた頭が晴れる思いがした。 ただ、報道も同様であろうと思うとどこまでがドキュメンタリーでどこまでが報道なのだろう?というところに興味がわいた。 先人のドキュメンタリー作家たちの、コアな意思が良く出ていて、ドキュメンタリー作品に興味がわいた。 <本に出てきた気になった作家> 小川紳介 土本典昭 原一男 アン・ホイ イ・ホソプ スティーヴ・ジェイムス キム・ドンウォン エロール・モリス フレデリック・ワイズマン ワン・ビン アヴィ・モグラビ
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