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オウエンのために祈りを(上) ジョン・アーヴィング・コレクション

ジョン・アーヴィング(著者), 中野圭二(訳者)

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定価 ¥2,530

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1999/07/30
JAN 9784105191030

オウエンのために祈りを(上)

¥1,375

商品レビュー

4.1

16件のお客様レビュー

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2022/11/30

何の変哲もない主人公たちの日常が、しかし丁寧な筆致で慎重に記されるので迂闊に読むと「飛ばし読み」になりかねない。だから主人公の繊細な語り口をフォローして、この油絵のごとくディテールが塗り重ねられた作品を読むしかない。久しぶりに読むジョン・アーヴィングは相変わらずエッチで、「凡事徹...

何の変哲もない主人公たちの日常が、しかし丁寧な筆致で慎重に記されるので迂闊に読むと「飛ばし読み」になりかねない。だから主人公の繊細な語り口をフォローして、この油絵のごとくディテールが塗り重ねられた作品を読むしかない。久しぶりに読むジョン・アーヴィングは相変わらずエッチで、「凡事徹底」を地で行く美学をこちらに提示する。ありきたりのカタルシスを求めてはいけないのだろう。私たちの人生そのままにページを(たとえ義務感からであろうと)少しずつ読む。そうするとジグソーパズルのようにピースが合わさり、絵を描くのだと思う

Posted by ブクログ

2021/10/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

5歳児ほどの身長、異星人的な悪声、バッターボックスに立った親友オウエンが打ったファウルボールの行方は……。 幼少年期、青年期、壮年期の出来事を主人公が一人語りするんだけれど、ほとんどこれ日常の出来事ばっかりで、しかも年代関係なくごちゃ混ぜにしているもんだから、まぁ読みにくい! ってことにはならないんだよなぁ、ジョン・アーヴィング。 『ホテル・ニューハンプシャー』もそうでしたが、とにかく描写が細かい。ほとんど無駄と思えるようなエピソードの連続が、きっと最終的に収斂されるんだろうなぁとわかる最小限の説明。どこも読み飛ばせない仕組み。 なんたってオウエン・ミーニーだ。5歳児まんまの身長ってなに? そんな違和感も数ページ読むと馴染んじゃう小説的演出が素晴らしい。きっと彼は神の子イエスの生まれ変わりなのだろう。が、なぁ、彼の周りにはいつも不吉な死の影が漂う。それが切ない。 さぁて下巻。オウエンはいったいどこへ行くのだろう。

Posted by ブクログ

2020/08/22

また会う日までを読んで以来13年ぶりのアーヴィング作品、好きな長編の中で1度しか読んでいないのがこれ、で再読することにする。30年ぶり以上だ。

Posted by ブクログ

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