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ぼくのともだち

エマニュエルボーヴ(著者), 渋谷豊(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2005/11/19
JAN 9784560027370

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商品レビュー

3.9

17件のお客様レビュー

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2016/04/14
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※このレビューにはネタバレを含みます

第一次世界大戦後のフランスが舞台。主人公は従軍して壊した身体を、必要以上にいたわって憐れんでいる孤独な男。 エマニュエル・ボーブの長編処女作。この小説を発表した時、まだ26歳だったそうだ。26歳の青年が、どうやってこれほど人間を理解できるようになったのだろう こいつは一体何を言っているんだの見本市。軽蔑されることを恐れるあまりに、他人のあら探しをせずにいられない。 下心を持つ相手とは友だちになれないな。だって、お互いのことを知り合えないもの。 リュシー・デュノワ  ぼくは、彼女の欲望を満たした。ぼくらは、互いの欲望を満たした。  彼女は、ぼくにコーヒーも出さなかった。彼女がぼくに出す皿の中身は、前と後とで変わらない。それがぼくらの関係のすべて。 アンリ・ビヤール  ぼくは、ぼくをわかってほしい。どうか、ぼくに親身になって、同情して、ぼくを特別な人間にしてくれ!ぼくと一緒に傷をなめあおう! 船乗りのヌヴー  自殺志願者のふりをしていたら、見知らぬ水夫と心中する羽目になった。ああ怖かった。  彼をぼくの取り巻…ともだちにしてやろうと思ったが、ぼくの親切には値しない男だった。彼は一文無しで、ぼくの金で飲み食いしているんだから、もっとぼくをあがめないといけなかったんだ。  今頃、溺死してるかな。せっかくのチャンスをふいにしたね。 ムッシュー・ラカーズ  大勢の人が昼となく夜となく行き交う駅で、孤独に浸っていたら、立派な紳士に荷物持ち扱いされた。恥ずかしかった。  彼のチップを断ると、ぼくに興味を持ってくれたんだ!家に招待してくれた。特別な人間への第一歩だ!  彼は僕に金と仕事をくれた。それでぼくは、ロマンスを期待して彼の娘に会いに行ったんだ。傷つけるためじゃない。愛されるチャンスが欲しかっただけなんだ。  そして……何もかもおじゃんだ。 ブランシュ  一晩だけのぼくの恋人。あんまり理想通りじゃなかったんだ。 アペリティフ 食前酒。食欲をそそるために、食前に軽く飲む。お酒って、食欲を増すの? ベネディクチン 1510年にベネディクト修道院で開発されたリキュール。薬草や香草がたくさん入ってる。どっしりした甘みのある味わいが特徴。それってどんな味?

Posted by ブクログ

2015/05/15

第一次世界大戦に従軍し、軍人年金をもらって働かずに暮らす若者、ヴィクトール・バトンのともだち探しの物語。小説の舞台は100年前のフランスだが、ニートはやっぱり存在していた。ただ、頼るものが一方は年金、現代の日本では同居する親のサイフという違いはあるけれど。 出世も仕事もお金もい...

第一次世界大戦に従軍し、軍人年金をもらって働かずに暮らす若者、ヴィクトール・バトンのともだち探しの物語。小説の舞台は100年前のフランスだが、ニートはやっぱり存在していた。ただ、頼るものが一方は年金、現代の日本では同居する親のサイフという違いはあるけれど。 出世も仕事もお金もいらない。バトンが欲しいのはともだちだけ。しかし、その欲望が強すぎるうえ、もともとの不器用さと過剰な自意識が重なって、誰と接しても空回り。深い人間関係を構築できない。しかも、自分勝手な妄想が実現しないと不愉快になる。おかげで周囲は親しくなる前に彼のそばから離れてしまうし、バトンの方から離れてしまうことも。浅く付き合うなら都合の良い人間だ。 と、100年前のニートを主人公にした陰気な物語。しかし、翻訳の文章にテンポがあり、ともだちを失っても、また次なるともだちを探す主人公のガッツにも救われ、楽しく一気読み。ひらがなのタイトルとキモカワな表紙にも惹かれる。

Posted by ブクログ

2014/02/16

表紙の絵に惹かれて購入。 暗い内容なのだがどんどんと引き込まれる。 主人公はっきりいって嫌いでイライラするのだけれど。 誰にでもある一部分なのかもしれない。 1928年フィギエール賞受賞

Posted by ブクログ

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