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菊と刀 日本文化の型 講談社学術文庫

ルース・ベネディクト(著者), 長谷川松治(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2005/05/12
JAN 9784061597082

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商品レビュー

4.1

91件のお客様レビュー

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2010/05/28

1940年代の日本(…

1940年代の日本(人)を文化人類学的考察から正確に伝えている。一部誤記ではないかと思われる部分もあるが、来日したこともないのに、その調査たるや驚くばかりである。義理と人情、子供の教育等についての記述はおもしろい。

文庫OFF

2024/02/09

アメリカ人著者が日本を分析した本書。礼儀正しさと傲慢さなど頷ける部分がある一方、疑問点や難しくてまだ理解しきれていない部分もある。 しかし当時の日本人の多くがアメリカについて外道、鬼畜米英などと呼ばわり、盲目であったのに対し、ベネディクトの視線は人を捉えている。‥と感じた。 敵と...

アメリカ人著者が日本を分析した本書。礼儀正しさと傲慢さなど頷ける部分がある一方、疑問点や難しくてまだ理解しきれていない部分もある。 しかし当時の日本人の多くがアメリカについて外道、鬼畜米英などと呼ばわり、盲目であったのに対し、ベネディクトの視線は人を捉えている。‥と感じた。 敵として戦った国にも文化があり、歴史、暮らしがあり、人々には信念があると。 相手の文化を知ろうとすること自体が素晴らしいと思った。 例え国同士が争いの中にあっとしても、こうした視点は人と人とを強く繋ぐように思う。 ナショナリズムが再び台頭しているように見える昨今、果たして自分はベネディクトのような視点を持てているだろうか?

Posted by ブクログ

2023/12/03

 アメリカが日本を統治する際に必要な情報として、日本人の特徴の調査結果をまとめた本。著者は日本に行かず、アメリカにいる日本人からの話を基に本書を作っているが、日本人である私から見ても、礼節を大事にする点やお互いの責任、名誉を尊重する行動を深く分析できていて、外国から見た日本人は、...

 アメリカが日本を統治する際に必要な情報として、日本人の特徴の調査結果をまとめた本。著者は日本に行かず、アメリカにいる日本人からの話を基に本書を作っているが、日本人である私から見ても、礼節を大事にする点やお互いの責任、名誉を尊重する行動を深く分析できていて、外国から見た日本人は、非常に異質な性質を持っていることがよく分かる。  調査前の日本人の印象は、奇怪であり、「しかし、また~」がつくように矛盾した行動が随所にみられる。例えば、「忠実である。しかし、不忠実で意地悪」「礼儀正しい。しかし、不遜である」などが挙げられる。  このような印象は、封建制度と「恩」の概念によるところが大きいと考えられる。社会全体の傾向として、階層がある程度決まっているのが昔から続いていたため、心持ちやそれを示す所作が民衆や武士の中で確立されていったのではないだろうか。恩は幼少期から”恥辱”を教育されることで形成され、自らの尊厳と実益を天秤にかけた結果、矛盾した行動指針があるように見えてしまったのではないだろうか。 以下に、本書で読んだメモを書き記す。  恩は負債であって必ず返済しなければならない。恩は二種類ある。義理と義務だ。義理は負債を返済すればその場限りで終わる。しかし、義務は一生つきまとう無限の返済である。さらに、義務は忠(天皇や目上の人に対する恩返し)と孝(両親に対する恩返し)に分類される。日本ではこれらの性質から、恩恵に対して恩返しをすることが一般的となっているが、アメリカでは自分のことは自分で処理することになっており、ここに双方の遵法精神の解釈の違いがある。  戦時中の日本人は、地位と名誉を守るためにどんな行動も他国から見られていると捉える傾向にあった。例えば、アメリカに島を占拠された際には、「これは作戦の内で、ここから反撃が始まるのだ」と言ったのだそう。  教育に関して日本人は義理の精神と名誉を守るために、アメリカのような競争による教育ではなく、どの学生も平行した教育がもたらされる。競争によって”恥辱”を受けるからだ。  薩摩藩はイギリスと交戦した結果、イギリスの良いところを取り入れようとした。名声を得るために驚くべき現実主義を発揮したのである。  アメリカは睡眠や食事を必要なものを動くのに必要なものとしていた。一方、日本ではこれらを楽しむもの(快楽)として位置付けていた。そして、入浴中の姿を西欧人は恥ずかしいものとする一方で、日本人はそうではなかった。  明治維新の時期に倒幕によって、西洋諸国とも渡り合える国を作るために王政復古が行われた。その結果、天皇のために戦う国民の図が完成した。

Posted by ブクログ

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