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文明崩壊(下) 滅亡と存続の命運を分けるもの

ジャレド・ダイアモンド(著者), 楡井浩一(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 草思社
発売年月日 2005/12/28
JAN 9784794214652

文明崩壊(下)

¥385

商品レビュー

4.1

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2023/12/26

前著「銃病原菌鉄」でピュリッツァー賞を受賞したダイヤモンド博士の警告の書。上巻から続く。 オーストラリアはイメージとは異なり非常に脆弱な土壌自然環境を持つ。自然環境の回復、維持へのオーストラリア政府と国民の対処の歩みに苦闘の色が滲む。共産党独裁による強権的な政治思想にもともとの中...

前著「銃病原菌鉄」でピュリッツァー賞を受賞したダイヤモンド博士の警告の書。上巻から続く。 オーストラリアはイメージとは異なり非常に脆弱な土壌自然環境を持つ。自然環境の回復、維持へのオーストラリア政府と国民の対処の歩みに苦闘の色が滲む。共産党独裁による強権的な政治思想にもともとの中華思想があいまって、民主主義陣営の我々には全く理解できない中国という国家の来し方行く末はしっかり見ていかないといけないだろう。 間違った施策による、または乏しい自然環境を気づかずに無計画に浪費してしまったことによる致命的な土地の劣化が、社会、共同体の滅亡にまで至ってしまうという過酷な現実。農業に適した肥沃な土壌が大変に貴重で、天然資源と同じく有限であるということ、そして我々日本人がいかに豊かな森林資源、水資源に恵まれているかに身をつまされる。 2023年現在、環境問題は温暖化をいかに食い止めるかの議論に集中しているが、地域個々の森林資源、土壌の減退や維持にも今一度注目してみるべきとは思う。 失敗の原因を解明することで将来成功に導けるかもしれないことに筆者は一縷の希望を抱いているが、中国によるアフリカ開発など今後も問題は山積してくるだろう。また、第三世界の歴史を紐解くとどうしてもヨーロッパ列強の侵略、収奪、先住民の奴隷化と滅亡、そして奴隷としてアフリカから連れてこられた黒人の現地人化、と人類史の暗部がこれでもかと出てきて読んでいてとても辛く、ニヒリズム、ペニシズムに陥りそうにもなる。 第14、15章は企業 消費者 地元住民 政府の複雑な利害関係 力関係の中で、いかにして環境保全が成されてきたのか、そして今後の可能性について詳しく考察されているが、とにかく細かい!長い!くどい! 本著が書かれて20年、挙げられている課題も解決に向けて進展してるものもあれば全く進んでいないものもあるし悪化しているものもある。新たに発生してきた課題もある。しかしノヴァハラリが称賛しているように人類は多くの飢餓と疫病を克服し戦争の機会も大きく減じてきたことも事実だ。 自然環境は地域の人々の共有財産であり、現代のグローバル社会においては全世界の共有財産でもある。現時点での一番の障害は、民主主義陣営と全く価値観が異なり話が全く通じない暴虐と収奪を繰り返す超大国中国とロシアだろう。トランプの出現や孤立主義、ナショナリズムの高まり、社会の対立等も国際秩序を大きく乱す巨大勢力に端を発する。いかに国際社会が団結するか、そして中国やロシアに対し忍耐と戦略をもって人類の方向性を形作っていけるかが決定的に重要だろう。 巻末に一市民がいかにして環境課題に行動を起こすかが書かれておりそれなりに参考とモチベーションになるかな。

Posted by ブクログ

2023/09/07

2010初読。 2020/4再読。 原書の刊行が’05年なので、本書で度々述べられていた、世界が持続可能な社会への道筋を見つけるか、資源を消費し尽して社会崩壊へ至るかの分かれ目の数十年の、下手すりゃ半分が経過してしまった事になる。中国は形振り構わぬ大量消費社会となり、アメリカを始...

2010初読。 2020/4再読。 原書の刊行が’05年なので、本書で度々述べられていた、世界が持続可能な社会への道筋を見つけるか、資源を消費し尽して社会崩壊へ至るかの分かれ目の数十年の、下手すりゃ半分が経過してしまった事になる。中国は形振り構わぬ大量消費社会となり、アメリカを始めとする自国第一主義の風潮が、新型コロナウイルス肺炎のパンデミックの影響で更に広がっているような時期での再読であった。

Posted by ブクログ

2022/02/05

現代世界が直面する深刻な環境問題として12の問題が挙げられている。天然資源の破壊、大気の汚染、エネルギー問題、生物の多様性、土壌の汚染など

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