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雨にもまけず粗茶一服

松村栄子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 マガジンハウス/
発売年月日 2004/07/15
JAN 9784838714490

雨にもまけず粗茶一服

¥220

商品レビュー

3.9

31件のお客様レビュー

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2023/03/14

武術も兼ねた茶道の家元に育ったが、その方針が気に入らなかったため、大事な大学受験をすっぽかしていた事がバレた遊馬。自家数百万という徳川慶喜の茶杓を隠し持ち、友達とともに京都への家出を敢行する。そこで同行者の翠(みどり)の実家の畳屋で、店を手伝いながら、様々な人脈につながっていき、...

武術も兼ねた茶道の家元に育ったが、その方針が気に入らなかったため、大事な大学受験をすっぽかしていた事がバレた遊馬。自家数百万という徳川慶喜の茶杓を隠し持ち、友達とともに京都への家出を敢行する。そこで同行者の翠(みどり)の実家の畳屋で、店を手伝いながら、様々な人脈につながっていき、お茶の世界の奥深さを知っていく…。 序盤はわざと堅苦しく、カタカナを廃した文章からスタートするため、時代小説かな?と思わせるものであるが、現代ものである。大学を諦め、バンドに生きるつもりが、世の中そうはうまく行かないという部分から、食えない古道具屋のオヤジども、二癖三癖ある京都の茶人たちという、キャラクターを楽しむ小説である。 話自体は短編でひと悶着、事件が勃発しては、なんとか解決することで遊馬の意識が変わっていくというシンプルなものであるが、電子書籍で400ページ以上のなかなか長めの作品でもあり、文章の回りくどさも相まって、なかなか読み進まない。結構読んだよなあと思っても、40ページというところである。 全体に作者の中にあるキャラクターたちが思った以上に伝わってこず、挙げ句に「翠」がふりがな無しでしばらく登場しても、ずっとこいつどう読むんだよ?と思いながら進めなければいけないなど、作者の設定に甘えがあるのではないか。また、友衛家の「○馬」という名前も、良い設定を思いついたと思ったのだろうが、自分に弟に父親に祖父にとどいつもこいつも馬だらけで、のっけから読む気が失せる。 京都弁については、京都新聞に載ったということからある程度はコンサルが有ったのだろう。それでも女の人が使わなそうな言葉を使うなど、結構引っかかった。 あとな、京都で楽器というと、六角からだとすぐだぞ。自転車で行かなければいけない?いやいや。つーか、六角堂の裏に畳屋なんかあるかいな。 子供用の分冊版もあるようで、もう少し言葉が補われていればおすすめか。内容は読みやすいのに、なぜか文章が読みにくいという本だ。

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2016/09/10

茶道についてのうんちくがちょっと面倒くさい(笑)ときもあったけど、面白かった! ああー、お茶、やってみたいなあ と、思える本だった。 なんやろう、やっぱり何事も「続ける」ってことは大事やね・・・。 その時は「続けること」が「当たり前」やから、「続けないこと」に、新しい世界がある...

茶道についてのうんちくがちょっと面倒くさい(笑)ときもあったけど、面白かった! ああー、お茶、やってみたいなあ と、思える本だった。 なんやろう、やっぱり何事も「続ける」ってことは大事やね・・・。 その時は「続けること」が「当たり前」やから、「続けないこと」に、新しい世界があるのではないかと思うけれど、やめてまで何かしたいと強く思わないのであれば、「やめる」よりも「続ける」ほうが得るものは多いような気がした。 でもって、「続ける」ことに意味があるのかどうかは、その時には案外わからないのかも。 一皮剥けていくどころでもない遊馬がかわいらしかった(ようは、大して成長していない彼)。 それでも身の振りは固めたようなので(・・・まさに、1冊かけて・・・)この先どうなるのか結構気になる。確か、続編もあったはず・・・。 ・・・あった! たぶん、ある! 図書館でリクエストしよう。^^ 私の現状がこんな感じ(どんな?)なので、この本は、延長した挙句1ページも読めないまま一旦返却してそのまま貸し出しの処理をしてもらい、それやのに期間内には読めずにまた一旦返却して再度貸し出してもらうという、結局1ヶ月は借りてたよね・・・? ちゅう状態でした。 他に誰も読む人がいなくて、よかった。 (それもどうかと) 京都の言葉っていいなぁと思ってしまう1冊でした。^^ あと、「慶喜」という茶杓が取りざたされるたびにドキドキしました。笑 (2015.06.13)

Posted by ブクログ

2014/07/31

弱小流派「坂東巴流」の家元の長男でありながら、全く継ぐ気のない息子遊馬。ある日父親に叱られたことがきっかけで家出をし、ひょんなことから京都の家に下宿することになります。親元や家のしがらみから離れ、改めて自分が何をしたいのか考え直した遊馬。果たして遊馬の選ぶ道とは・・・?お茶の世界...

弱小流派「坂東巴流」の家元の長男でありながら、全く継ぐ気のない息子遊馬。ある日父親に叱られたことがきっかけで家出をし、ひょんなことから京都の家に下宿することになります。親元や家のしがらみから離れ、改めて自分が何をしたいのか考え直した遊馬。果たして遊馬の選ぶ道とは・・・?お茶の世界に触れたことのない人でもきっと楽しめますよ。

Posted by ブクログ

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