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シェル・コレクター 新潮クレスト・ブックス

アンソニードーア(著者), 岩本正恵(訳者)

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介 内容:貝を集める人. ハンターの妻. たくさんのチャンス. 長いあいだ,これはグリセルダの物語だった. 七月四日. 世話係. もつれた糸. ムコンド
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2003/06/25
JAN 9784105900359

シェル・コレクター

¥550

商品レビュー

4.2

38件のお客様レビュー

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2024/02/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自然の美しさと残酷さ、非日常感と、前編に漂う孤独感や喪失感がとてもいい1冊でした。 若い頃に書いた短編集だと聞いて驚くほど、練られていて文章も(翻訳ですが)読みやすく、想像できないような、あるいは幻想的な風景や世界も目に浮かぶようでした。 貝を集める人 盲目の老貝類学者の話 ガラスの夢の描写や、見たこともない貝や海の描写がとにかく美しくきれいで好きだった。 世話係 ジョゼフが作った菜園、ベルと心を交わした日々、そしてラスト、メロンを2人で食べるシーンの切なさがとっても好き。 蛇足ですが、小川洋子が好きな人は好きかもと進められて読んだんですが、すごく似通ってるわけでもないけど、自然の描写がきれいなのにどこかグロテスクで不気味な感じとかがそうなのかも、と思いました。 この作家の違う作品にも挑戦してみます。

Posted by ブクログ

2024/02/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

目次 ・貝を集める人 ・ハンターの妻 ・たくさんのチャンス ・長いあいだ、これはグリセルダの物語だった ・七月四日 ・世話係 ・もつれた糸 ・ムコンド これがデビュー作らしいけど、初めて読むアンソニー・ドーアの短篇。 長編と同じく静謐な生の営み。 そして荒々しく訪れる破壊と死。 愛し合っているのに分かり合えない夫婦のもどかしさと哀しみ。 かと思うと、生まれも育ちもまったく違うのに、言葉すら介在しないのにわかり合えた男と少女。 詩情の持ち合わせがなく恋愛小説も苦手な私が、『ムコンド』を読んで、涙がこぼれた。 それは哀しい涙でも感動の涙でもなく、男の思いの強さだったり情景の美しさだったりに触れて、ただ、流れてきた涙だった。 こういう経験はほとんどなく、本人が一番驚いたのだった。

Posted by ブクログ

2023/07/30

裏表紙で短い神話と評されているが、その評価は本当に的を得たもので、フィクションが持つ類の現実味さえ消失させたような独特の空気感がある。 それは詩的と呼べるかも知れず、寓話的であるかも知れないが、いずれにしても文章が固めで、肌に合うものではなかった。

Posted by ブクログ

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