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失楽園(上)
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失楽園(上)
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商品レビュー
4
38件のお客様レビュー
難しく読み難い内容ながら、下巻後半、アダムが苦しみを吐露する場面など、読んでいて気持ちが入り込んでしまう部分も多かった。信仰を持つ人の気持ちも少しは理解できたかもしれない。 今までに身につけた知識や常識みたいなものが無ければ私も信仰に目覚めたかも…本書で「余計な知識を求めるな」と...
難しく読み難い内容ながら、下巻後半、アダムが苦しみを吐露する場面など、読んでいて気持ちが入り込んでしまう部分も多かった。信仰を持つ人の気持ちも少しは理解できたかもしれない。 今までに身につけた知識や常識みたいなものが無ければ私も信仰に目覚めたかも…本書で「余計な知識を求めるな」と何度も警告するのはこういうことか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上巻はアダムとイーヴより、サタンが主人公といった感じです。 初登場時、サタンはとても勇ましいのですが、敵対する神は全能者であって武力でも謀略でも、本当は勝てる可能性はゼロであることに、薄々気付いている様です。 配下の反逆天使たちも同様に、地獄に堕ちた物語開始の時点で完全に詰んでしまっていて、しかも多かれ少なかれ彼ら自身その事を自覚しているところに、「地獄」の本当の恐ろしさを感じます。 そのような「地獄」「絶望」を内面に抱えたまま、サタンは神に一矢報いるべく行動を起こすのです。 そのための手段として、全能の神との直接対決を避けて、神が愛してはいるが無力である「人間」を標的にします。 人間を神から離反させ、それにより神に苦しみや悲しみを与えることで復讐とするのです。 全能者である神に完全に拒絶され、打倒も和解も叶わないサタンの苦悩と絶望の心理描写は圧巻です。 人生の苦悩を身を持って知っている読者なら、サタンの姿を通して描かれた、ミルトンの才能溢れる筆致に共感出来るかもしれません。
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心は地獄を天国に変え、天国を地獄に変える。▼チャールズ1世処刑を支持し、クロムウェルの秘書官を務める。熱心なピューリタンとして、英国教会の強権に反発。ジョン・ミルトン『失楽園』1667 キリスト者が葛藤しつつ、理想のキリスト者に近づく旅。(キリスト者の精神の旅という)隠れた意味...
心は地獄を天国に変え、天国を地獄に変える。▼チャールズ1世処刑を支持し、クロムウェルの秘書官を務める。熱心なピューリタンとして、英国教会の強権に反発。ジョン・ミルトン『失楽園』1667 キリスト者が葛藤しつつ、理想のキリスト者に近づく旅。(キリスト者の精神の旅という)隠れた意味をもつと解釈できる物語・詩(allegory)。▼バンヤン。熱心なピューリタンのクロムウェルの軍(議会派)で兵士として戦う。除隊後、ピューリタン信仰に目覚める。ジョン・バンヤン『天路歴程てんろれきていPilgrim's Progress』1678
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