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江戸滑稽化物尽くし
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江戸滑稽化物尽くし
¥385
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
民間伝承に現われる化物でなく、都市創造物、キャラクターとして文学作品に登場する化物(を題材にした黄表紙)を文学の対象として研究するとは一風変わっていて面白い。 黄表紙の化物を日本に来た外国人や寅さんと捉える見方も外国人研究者ならではの視点だと思う
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草双紙を中心とした豊富な絵画を挟みつつ、江戸の妖怪を様々な面から解説・考証した本です。 いや~まず著者が外人さんという事に驚きました。武蔵大で日本文学を教えられているそうですが、この方は何がどうなって江戸の妖怪本を書くまでに至ったのでしょうか・・・? それにしてもこの本おもしろ...
草双紙を中心とした豊富な絵画を挟みつつ、江戸の妖怪を様々な面から解説・考証した本です。 いや~まず著者が外人さんという事に驚きました。武蔵大で日本文学を教えられているそうですが、この方は何がどうなって江戸の妖怪本を書くまでに至ったのでしょうか・・・? それにしてもこの本おもしろいです!文章も読みやすいですし、引き合いに出される一九や国芳の描いた妖怪たちが、これまた味のあって思わず頬が緩んじゃうような奴らなんです。 特に第四章の異類合戦物のアホっぷりはすごいです。野菜擬人化、文房具擬人化、瀬戸物擬人化。カボチャと茄子のあだ討ち物や徳利の忠臣蔵等々だめだこの国の人間・・・はやく何とかしないと・・・。 カバットさんは京極夏彦先生の対談集に出演されていたので、前から気になっていたのですが読んでよかったです。カバットさんの研究が元ネタになった京極先生の「豆腐小僧双六道中」もとってもおもしろい小説でオススメです。ラストの展開にめっちゃたぎりました。
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